今回は前回に引き続き札幌・小樽・番外編 PART2です。

前回の内容については、更新日に344件のアクセス数、1週間で700件を超えるアクセス数を頂き、本当にありがたいなと思います。

ほとんど北海道の方が見られているのですが、東京・大阪・広島・長崎の方も見られているようで少しずつ全国的に広まればいいなと感じています。

当の本人は、仕事の合間にブログを更新しているのでまだ冬の話題の内容を紹介しているようなお粗末な状況ですが、北海道の素晴らしさを余す事無くお伝えしたいので、お付き合いお願い致します。m(_ _ )m

市場食堂 味処たけだ



三角市場というJR小樽駅前の市場の中にあります。

三角市場

小樽にある有名な市場として南樽市場と三角市場があるのですが、南樽市場は小樽で生活している方がよく愛用し、三角市場は駅前にあるので主に観光客が訪れて品物を買っているような雰囲気です。

ただ歴史を見ると、三角市場は戦後の「ヤミ市」から始まっていて、昭和の時代は小樽庶民の台所的な存在でした。

手宮からガンガン部隊というブリキ缶に魚を詰め込んだ行商の方々が魚を卸す場所であり、小樽の発展と共に発展してきましたが、食生活の変化等から一般客の数が激減し今では市場に十数店舗しか残っていません。



小樽は鰊漁で栄えた町であった事でも判る様に海が近くにありますので、新鮮な海産物が手に入ります。

全くの独断と偏見かも知れないのですが、魚は太平洋側で獲れる魚よりも日本海側で獲れる魚の方が美味しい気がしており、小樽で獲れる魚も本当に美味しいです。



“たけだ”さんでは鰊の刺身と鮭の焼魚朝食、親子丼(サーモンとイクラ)を頼みました。

サービスでイカ墨のさきいかが最初に出てきたのですが、イカ墨の旨味がさきいかと相まって美味しい。

普通のさきいかを出すのでは無くて、イカ墨を加えたさきいかを出すところに好感が持てます。



朝食で、焼いた鮭を食べながらごはんとみそ汁を頂くというのは、オーソドックスではあるのですがやはりいいですね (笑)

普段の朝食はパンが多いのですが、旅行に行くとたまに和食が食べたくなるので日本人なんだなーと思います。

東京だと鮭の代わりにアジの干物だったりするのですが、北海道はやはり鮭ですね。

塩もほとんど使っていない新鮮な鮭は北海道内で食べると本当に美味しい。

東京で食べている鮭やホッケは、北海道で食べているものと別物の様な気がするほどです。



市場食堂 味処たけだ 魚介・海鮮料理 / 小樽駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5



ツルヤ餅菓子舗



大正時代から続く老舗の店。

建物も大正時代から変わらずにあり、小樽の周辺住民で知らない人はいないというほどの超有名店です。



この店でのお薦めは、草餅と豆大福。



大福はもともと大好きなのですが、豆大福は子供の時は少し苦手でした。出来れば豆を入れない方がいいのにと思っていたので、今も基本的には豆が入っていない方が好きです。

但し、ツルヤさんの豆大福はそんな事が気にならないほど美味しい。

塩気があったほうが美味しいという声も聞きますが、私には丁度いいかなと。

東京の老舗の有名な豆大福は一つ250円くらいするので、それだけの価値が本当にあるのか疑問。

それに比べてツルヤさんの豆大福は一つ120円くらいなので、私ならこちらを選びます。



もう一つ蓬がたくさん入っている草餅は、草餅の概念を覆すほど美味しいと感じました。

蓬というどこにでもある野草をここまで美味しくできるのかと本当に感動しまくりでした。

北海道の蓬はとにかく濃いですね。

東京の草餅は淡い緑なのですが、ツルヤさんの草餅は鮮やかな緑。それだけで食欲が増します。



ツルヤ餅菓子舗 和菓子 / 南小樽駅

昼総合点★★★★ 4.0



こはれ



以前、札幌大通りビッセ店を紹介しましたが、今回は美唄本店に行きました。



美唄地鶏

お腹があまり空いていなかったので、塩そばのみを頼んだのですがスープは相変わらず美味しい。

美唄地鶏という比内鶏の雄と横斑プリマスロック(米国産)雌との交配により生まれた地鶏は、素材として本当に優れているし、ビッセ店で食べた刺身や天ぷらは本当に美味しかった。

ただ、残念ながらそば自体の味はイマイチで正直美味しいとは思えませんでした。

最近、唐辛子を使用した赤からそばなども出しているようですが方向性としてどうなんでしょうか。

地鶏の素材の味を純粋に楽しみたいので、出来れば唐辛子などで味をぼやけさせて欲しくないし、そばにしても再考の余地があります。



残念ながら、チェーン店の様な展開になったと思った瞬間、私は二度と行きたくなくなる性分なのです。

美唄地鶏の取り組みはまだ始まったばかりで、本当に美唄の名物にしたいのなら美唄市民と一体となった取り組みが必要で地道な活動が必要だと思うのですが、今回の訪問ではあまりその事を感じる事は出来ませんでした。

こはれ そば(蕎麦) / 茶志内駅美唄駅

昼総合点★★☆☆☆ 2.5



ある職人さんが何度もテレビの取材のオファーを受けているのだけれども、毎回必ず断っているという話を聞きました。

その理由を問うと、テレビに出た直後というのは確かにお客さんはいっぱい来てくれるけど、その後はピッタリと客足が無くなってしまう。

安易な手法でお客さんを呼び寄せても、お客さんはすぐに飽きてしまうものなので、地道にやるのが一番なのだと。本当に美味しいものなら黙っていてもお客さんが自然と寄ってくるものなのだからと話していました。


ツルヤさんの様に大正時代からただひたすら大福を作ってきて、何も変わらず宣伝もせずに作って来たものは文句なしに美味しいと思います。

派手に宣伝したり、生産者が効率を求め出した瞬間に人は離れていくと個人的には感じています。本当に苦労して悩んで一日中試行錯誤して結果を出していくのが一流の仕事人(どんな分野の仕事でもあてはまる)だと思うので、それなりのものを提供するだけなら適当にやればいいし、本当に美味しいものを提供したいならもっと脇目を振らずに一生懸命やるべきだと思います。

ツイッター等を見ても、昼間から呟きっぱなしの生産者や料理人の方もいるので、この人たちはいつ仕事しているのかなと疑問に思ってしまうのですが、顧客と言うのは意外とそんな事を気にするものなのではないでしょうか。


話が脱線しましたが、まだまだ紹介しきれない程、北海道には魅力が一杯です。

一生懸命に頑張っている人を今後も応援し続けます。

Steely Dan

Aja



(注)今回のブログは一部YouTubeが入っています。

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