「蛇の道は蛇に聞け!」と言う諺があります。
野球・バスケットボール・テニス・ハンドボール・
トランポリン等、クラブ活動を含め世の中には、
様々なスポーツがあります。
専属や専門のトレーナは、そのスポーツの経験者が、
担っている事がほとんどなのです。
ルールも含めて身体の使い方や負荷の掛かる所は、
経験者がよく分かっているので、
その人に聞くのが「正解!」だと、
これが常識となっています。
でも、本当にそうなのでしょうか?
マラソン等の陸上競技は、「走る」なのですが、
「歩く」事ができなければ、
当然、走る事も出来ません。
人間の基本動作は、この「歩く」事なのです。
又、身体は、下半身の延長線上に上半身があり、
上下のバランスから成り立っているのです。
ここから、身体を屈めたり・捻ったり・
反ったりと更に、手や腕を挙げたり・
廻したり・伸ばしたりする動作に繋がり、
初めてそのスポーツの動きが出来るのです。
他では例えば、ピッチャーならば、
投球ホームは個々人で動作は違うので、
オーバユースで肩や肘を痛めたとしても、
実はその人の身体の使い方が在って、
そこに「ピッチング」と言う
限定された動きの負荷が、上乗せで現しているのです。
別にこれは、野球に限った事だけではありません。
全てのスポーツに通じる事なのです。
私から言えば、野球肘もゴルフ肘もテニス肘も
診るポイントは、全て同じなのです。
治療ポイントは、人間、本来の使い方を再認識し、
それを基調として、そこから自分の身体の
使い方を見出して行くのです。