毎年この時期になるとネット上で就活の話や就職先の愚痴なんかをよく目にする。中でも多いのは、始業時刻は厳しく、終業時刻はゆるい、というものだ。
たしかに法律上の1日の労働時間は8時間までであり、
話を聞く限りはその時間を守っていないようだ。
しかし、始業時刻は厳しく終業時刻がゆるいというのは、ある意味当たり前ではないだろうか?
例えばスーパーで働くとする。朝9時に開店する場合に社員全員が9時に来たら、その時間から開店することは不可能である。また、18時に閉店とする場合18ちょうどに閉店するためには、あらかじめ閉店の準備をしなければならないため、結果的に店内のお客に迷惑がかかることになるだろう。
この例はなにもスーパーに限ったことではなく、工場だろうがレジャー施設だろうが一緒である。もちろんお客が来ないだとか、工程の関係で機械を止めるなどいろいろな状況が考えられるが、ディズニーランドがアトラクションの片付けをするので早く終わります、なんてことは普通言わないだろう。
ここまでで大きな疑問が湧く。始業時間に厳しいとい人はいったいどこで働いているのだろう。始業してから準備が許されるのだろうか、残念ながらそんな企業は日本にはないだろう。強いていうなら個人経営などだろうか、そんないい加減な人の店へ行きたいとは思わないが…。
私は別に時間外労働をしまくれ!と言っているわけではない、物事には順序があるのだ、商品は開店時間になったら自動で配置されるわけではないのだ、製品の納期は準備に時間がかかるという言い訳ではずらせないのだ。いくら始業前に来ることに不満を持とうが、社会のシステム上仕方がないのだ、これに満足しろとは言わない。しかし、納得して働くしかない。もしこのシステムを変えられるというならば話は別だが…。
現状に不満を言うだけで、改善しようとしないならばそんなものはただの愚痴である。愚痴しか言わない奴には人はついてこない。社会人になったなら少しは考えて生きた方が賢明である。
我々は働くために生きているわけではない。
それは間違いないが、趣味やプライベートが最優先という考え方には違和感を覚える。われわれは互いに支え合って生きていかなければならないはずである。働くのが嫌だ、結構。趣味に時間が使いたい、素晴らしい。もっと寝たい、私もだ。それらの欲求は誰しもが持っている、しかし。貴方だけが行使してよい権利というわけではない。働くことで、遊んだりする権利が手に入るのであって、逆ではない。
近年、ブラック企業や消えていく職業など、我々の周りには、働くことに対する不安が増えていることは間違いない。これからは人手不足なども深刻になるだろう、そういう状況下では、始業時刻前の準備にすら文句を言う人間は果たしてどのような罵詈雑言を撒き散らすのだろう。
あるゲームでこんな言葉がある。
"言われたことができて三流"
"言われたことが上手にできて二流"
この言葉が正しいかどうかは置いておく、しかし残念ながらこれらの人物は五流といったところだろうか。
早く四流になれるように努力していただきたい。
もちろん常識が外れるほど早い時間から通常業務をさせられる人や、残業手当がでない会社などについて述べている人もいるだろう。それならばすぐにでも転職について考えるべきではないだろうか? ネットでつぶやく時間があるなら転職サイトを巡っていた方がはるかに実りがある。
私の考えに賛同できない人もいるだろう、しかしずれているのは私ではなく賛同できない貴方の方だ。
重役出勤したいならばよく働くことである。もっとも普通ならば重役こそ早く来るべきであるように思う。
始業前に玄関を掃除する上司と、始業してからのんびり来る上司、どちらが有能で部下に慕われるかは明白である。時間ギリギリに出勤しようが貴方の勝手である。周囲に労働時間について愚痴を述べるのも勝手である。そしてそんな奴は仕事だけでなくプライベートでも信用されることはない。早めに学生気分から抜け出し、今の仕事について前向きに考える方が、間違いなく自分のため、さらにはみんなのためになると信じている。
最後に一言述べて終わりにしたいと思う。
始業時刻に文句を言うあなた、本当に働いてるの?
