鴨川・天水棚田でつくる自然酒の会➃ 収穫祭へ行ってきました | 木こり食堂

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鴨川の林良樹さんのところで行われた「天水棚田 自然酒の会」の収穫祭へ行ってきました。
5月に田植え、2回の夏の草取り、9月に稲刈り・天日干しをしたお米は、神崎の蔵元「寺田本家」に運ばれ、晴れて自然酒「天水棚田」となり、鴨川へ戻ってきました!

醍醐のしずくと同じ製法で作られたこのお酒は、一口含むとフルーティーな甘みと柑橘のようなさわやかな酸が口の中で融けあい、日本酒というよりワインのような軽やかさと上品さがあり、鴨川の海の幸、山の幸・・・・・どの料理とも相性がよく、も~何とも言えないくらい贅沢な味わいでした。


 ラベルの「天水棚田」の文字は加藤登紀子さん、一筆書きのイラストは良樹さん、そして良樹さんのご友人の畑中さんがデザインしてくださったそうです。
今日のランチは、良樹さんのご友人「こころ」の木村夫妻、ひとつひとつ丁寧に作られ、良樹さんたちの作った炭で炙った山海の幸とともに頂きました。
  

 
 「こころ」のご主人。普段は漁港に勤め、時々このようなイベントの時にケータリングをされているとのこと。話しかけると素敵な笑顔を向けてくださり、ちょうど近くの漁港でとれたシイラを揚げているところでした。
奥様はパン屋さんとして活動され、ランチに出して頂いたパンの酵母も含め、ランチのお料理のいたるところに今回の酒作りで一緒に出来た酒粕がふんだんに使われていました。



今回は都会から総勢72名の参加者があり、まるで古民家ゆうぎつかは結婚式のような賑やかさ・・・・!!


 お祝いの宴は吉田有加・源夫妻のライブからスタート。賑やかでテンポのよい音楽で会場は一気にノリノリ、お酒もグイグイ~!!
お酒にまつわる音楽のレパートリーの多さにびっくり!
そして今回の自然酒の会をサポートしてくれた源さんのギター、いつもの長靴姿とは違った雰囲気で会場を温かく包み込んでくれました。

 

 
お祝いの宴の続きは、八ヶ岳からはるばるやってきてくださったシンガーソングライターの里花さん。
自然の情景が一気に湧き上がるような豊かな表現力、そして心に染み渡る透明感のある美しい声に誰もがその歌声に酔いしれました。
寺田本家のお蔵フェスタ、山武の山のおんぶの前夜祭、先日は鴨川自然王国の収穫祭にも出演された千葉とゆかりのある里花さん。
そして今回はあのMISIAに楽曲提供をされた「流れ星」と「花」も披露してくださいました。
会場は、すっかり感動の嵐。デビューが2013年とは思えない圧倒的な存在感、それでいて自然体のMC、誰もが彼女の音楽の虜になりました。


 

そして今回の自然酒の会で色んな場面でサポートしてくださった、この集落の87歳の長老こんぴらさん。カレンダーの裏に毎日書いている「こんぴら語録」を時々良樹さんが披露してくださいましたが、とにかく前向きで周りをパッと明るくしてくださる方で「本当に来てくれてありがとう。一番幸せなのは自分です」と言って一足先に会場を後にされました。

 

感謝の気持ちを込めてこんぴらさんへの寄せ書きもみんなで書きました。 
  

 


みんなで米作りをしたアジサイの田んぼは、秋の深まりともに柿がすっかり熟していました。
 一雨ごとに寒さが増し、実は鳥や人が食べ、また新しい命へと繋がっていきます。そんな当たり前の循環する世界が、土から離れるとつい忘れてしまいがちです。
競争したり、見栄をはったり、嘘をついたりしない世界が教えてくれるもの・・・・。


そういう世界を日々感じながら生きていられたら本当に幸せだなと思います。

 

そして年明けは寺田本家の蔵見学!
寺田本家の大ファンにとってはと~っても楽しみな企画です。
まだまだ飲むぞ~!!