韓国のロボット公務員が「自殺」
2024/07/05 //アヴァ・グレース// 900ビュー
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韓国の慶尚北道の公務員ロボットが階段から飛び降りて「自殺」した。
このロボットアシスタントは、慶尚北道亀尾市の行政職員として雇用されていたと報じられている。6月26日、亀尾市議会は、このロボットが表面上は自動的に停止したと発表した。
市議会の職員は、1週間前にロボットが「何かがおかしいかのように一箇所で回転」し、その後階段の上から2メートル落下するのを目撃されたと振り返った。「ロボットの部品は回収されており、製造元が分析する予定だ」と職員は付け加えた。
カリフォルニアを拠点とする新興企業ベア・ロボティクス社が開発したロボットアシスタントは、昨年8月に市議会で事務的な役割を担った。市庁舎内で書類を運んだり、来訪者を手助けしたり、市の宣伝をしたりと、さまざまな仕事をこなした。1つのフロアにとどまるほとんどのロボットと異なり、このロボットはエレベーターを呼んでフロア間を自力で移動できる。
現在は活動を停止しているロボットは午前9時から午後4時まで稼働し、公務員カードも所持していた。ロボットの廃止後、市議会は執筆時点では代替品を導入する予定はないと述べた。
当局とメディアはグミのロボット公務員の「死」を悼む
「ロボットは正式には市役所の一員で、我々の一員だった。熱心に働いていた」と市の別の職員は語った。地元メディアもこの事件を取り上げ、「なぜ勤勉な公務員がこんなことをしたのか」「ロボットには仕事が厳しすぎたのか」といった見出しを掲げた。
ソーシャルメディアも、亡くなったロボットへの感動的な追悼から、人工知能（AI）の知覚の倫理的意味合いやロボットが受ける可能性のある苦痛についての真剣な議論まで、さまざまな反応で賑わっている。あるユーザーは反対意見を述べ、ロボットが「安らかに眠る」ことを望むと投稿した。（関連記事： 99.9％の確率：一流の科学者がAIによる人類絶滅を予測）
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韓国は世界でも最もロボットを熱心に使用している国の一つです。国際ロボット連盟によると、韓国では従業員10人につき産業用ロボットが1台あります。
地元メディアはこの事件を韓国初のロボット自殺と報じたが、世界では初めてではない。亀尾市議会ロボットの死亡に先立って、2017年にワシントンDCで警備ロボットのスティーブが自殺した事件があった。
スティーブは装飾用の噴水に5回踏み込んだ後、溺死したと報じられており、横たわった噴水の写真がソーシャルメディアで拡散している。ロシア・トゥデイによると、ユーザーらは当時、この事件について意見を述べ、「人工生命の尊さを問う、死刑台ユーモアの波を引き起こした」という。
しかし、後にスティーブ・ロボットの死因は自己消去を引き起こす「不具合」によるものではないことが判明した。警備ロボットのブラックボックスのデータによると、ロボットは「緩んだレンガの表面」で滑って噴水に落ちたという。
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