コストコ、ロサンゼルス南部に800戸のマンションを建設へ
コストコはロサンゼルス南部に800戸の「多目的」アパートを建設中だ。そのうち184戸は低価格住宅に指定されており、こうしたプロジェクトから大幅な煩雑な手続きを省く州法を利用して、実際のコストコ大型店舗の建設を迅速に進めることができるのではないかとの憶測もあるとニューヨークポスト紙は伝えている。
このプロジェクトは、開発業者のThrive Livingと建築家のAOがBaldwin Villageと提携して行っているもので、まだ許可申請段階であるため、着工時期については不明である。
「カリフォルニアとロサンゼルスの計画と土地利用システムはルーブ・ゴールドバーグ・マシンだ」と住宅活動家のジョー・コーエン氏はSFGATEに語った。「そしてこのプロジェクトは、そのマシンを暴露するものだ」
この多目的複合施設は、以前は病院だった5エーカーの空き地に建設される予定だ。
プレスリリースによると、計画にはジム、多目的スペース、庭園、屋上プール、造園、大きな駐車場などが含まれている。 -NYポスト
コーエン氏（同氏はこれを「コストコ刑務所」と呼んでいる）によると、この複合施設は「長い廊下に沿って小さなユニットが並んでおり、アメニティスペースとして巨大なレクリエーションセンターがある」とのこと。さらに、トラックで現場に運べる既製のアパートモジュールを使用しているため、「一見すると、昔ながらの刑務所の設計のように見える」と付け加えた。
コーエン氏によると、この「刑務所」のような外観の理由は、「コストコは承認を得るために、何年にもわたる公聴会、何百万ドルものコンサルタント料、そして不確実な結果に直面していた」ためだという。
「しかし、一定の基準を満たす多目的住宅プロジェクトは、州法（AB 2011）により裁量による審査から自動的に免除されます」と彼は続けます。
「そこでコストコは、スクービー・ドゥーの悪役なら誰でもやるようなことをやった。彼らは『ここはアパートだ、大型店じゃない』と言っているマスクをかぶったんだ。」
州住宅法 (HAA) の完全な保護を受けるには、多目的ビルの少なくとも 2/3 は住宅でなければなりません。コストコ自体は 185,000 平方フィートです。したがって、少なくとも 370,000 平方フィートの住宅が必要でした。
（最終的に、471,000平方フィートの住宅と、さらに56,000平方フィートのアメニティスペースが確保されました）
しかし、そのような大規模なプロジェクトの場合、AB 2011 の要件を満たすには、現行の賃金を支払うだけでなく、「熟練した訓練を受けた」(つまり組合員の) 労働者を使用する必要があります。
「幸運なことに」、労働組合の労働要件は現場での建設にのみ適用されます。そこで、現場で必要な労働力の量を減らすために、コストコはプレハブの建築モジュールに目を向けました。
プレハブモジュールはトラックに積載する必要があるため、ほとんどが小さなショットガンスタイルのワンベッドルームユニットになります。
結局、コストコの住宅プロジェクトは刑務所のようになってしまったのです！ - ジョー・コーエン
SFGATEによると、コストコ店舗自体は公共交通機関の近くにあり、複数階建ての地下駐車場、薬局、眼鏡店が併設される予定だ。
「バス市長はロサンゼルスの住宅危機を宣言し、当社はその要請に応えています」とスライブ・リビングのジョーダン・ブリル氏はプレスリリースで述べた。「当社はロサンゼルスの深刻な住宅価格高騰の危機に対処することに焦点を当てており、同時に長期契約を希望する小売業者を誘致することにも注力しています。」
