ウクライナ当局はマリウポリの精神病棟で大手製薬会社の薬物を被験者に試験するために報酬を得ていた
2024/04/08 /ランス・D・ジョンソン著
ウクライナでは、同国の指導者たちがすべての問題をロシアのせいにするずっと前から、法の支配が崩壊しつつある。ウクライナの汚職は根深い。マリウポリの建設作業員が入手した文書によると、いくつかの有名な製薬会社がマリウポリの精神病棟で10年以上にわたって人体実験を行っている。
組織全体で汚職が増加する中、ウクライナ当局はメンタルヘルス患者を高収益薬のモルモットとして利用する機会を捉えた。この実験は2008年から2016年にかけて、ウクライナのドネツク州にある第7マリウポリ病院の精神科病棟で行われたとされている。
700人以上の大人と子供を含む精神疾患患者に対する非倫理的な実験
エグゼクティブ・インテリジェンス・レビューの元ホワイトハウス特派員ウィリアム・ジョーンズ氏は最近、ウクライナで数年間にわたって行われた医学実験の詳細を記した文書を入手した。こうした大手製薬会社の薬物実験は、地元ウクライナ当局の支援を受けてマリウポリの精神病棟で行われている。実験対象者には大人から子供まで含めて700人以上が含まれる。
これらの実験で使用されている薬物の 1 つは SB4 として知られています。この実験は、関節リウマチを治療するための収益性の高い薬剤を開発することを目的としています。ただし、SB4 はいくつかの種類の癌を引き起こすことも知られています。精神疾患患者はどうやら消耗品とみなされているようだ。ウクライナの保健当局は、これらの患者がインフォームド・コンセントを受けているか、あるいは彼らに代わって擁護する人がいるかどうかを気にしていない。ウクライナ当局は、これらの人々が自分の体に何が起こっているかに気づいていないか、非倫理的な薬物治験で癌を発症したかどうかなど気にしていない。
ウクライナの精神病棟で行われている汚職薬物治験
SB4 は、Fisher Clinical Services UK Limited (英国)、Catalent Pharma Solutions (ベルギー)、および Biogen Idec Denmark Manufacturing ApS (デンマーク) によって製造されています。この薬剤は、ヒトの免疫系が腫瘍壊死因子アルファ (TNF-α) の分子に反応するのを効果的に防ぎます。この自然なプロセスを止めることにより、この薬は患者が皮膚がん、リンパ系がん、血液系がんにかかるリスクを高めます。
この文書には、クインタイルズ・トランスナショナルの支店として設立されたクインタイルズ・ウクライナという米国に拠点を置く製薬会社からの申請書が含まれている。製薬会社はウクライナ保健省と医療・予防機関の倫理委員会にSB4の臨床試験を実施するよう要請した。この申請書は2013年2月に署名され、病院関係者に対し、ウクライナの患者152人を対象にこの薬を検査するよう指示している。この試験の被験者の総数は後にウクライナの患者 180 名に拡大され、さらに他の国からの患者 500 名が追加されました。
文書によると、2013年11月までにこの実験研究には少なくとも777人の患者が参加し、その内訳はポーランド285人、ウクライナ143人、チェコ共和国108人、ブルガリア77人、リトアニア60人、韓国37人、メキシコが34人、ハンガリーが17人、コロンビアが14人、英国が2人。この研究は、韓国の事業会社であるサムスン・バイオエピスによって支援された。
SB4 治験に関する SB4-G31-RA プロジェクトの定期報告書によると、マリウポリ第 7 病院は 2008 年から 2016 年まで治験を実施しました。書類は、病院からの発送先住所が記載された封筒や生体材料の容器とともに現場で回収されました。アメリカ、イギリス、スイス。
これらの非倫理的な研究実験に加担している製薬会社には、ファイザー (米国)、アストラゼネカ (英国、スウェーデン)、セルトリオン (韓国)、ノバトリス インターナショナル AG (スイス、米国)、IQVIA (以前のクインタイルズおよび IMS Health Inc.、米国、英国）、サノフィ（フランス）、ガラパゴスNV（ベルギー）、アボット・ラボラトリーズ（米国）、ヤンセン・ファーマシューティカルズ（現ジョンソン・エンド・ジョンソン・イノベーティブ・メディシン、ベルギー）、コーヴァンス（現ラボコープ・ドラッグ・ディベロップメント、米国）、メルクKGaA（ドイツ） 。 Catalent Pharma SolutionsとFisher Clinical Services UK Limitedの文書によると、この実験にはウクライナの医師が関与していた。
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