職探しにAIを活用するメリットとデメリット

2024.01.20 Sat posted at 20:00 JST

 

 

職探しにAIを活用するメリットとデメリットとは?
/Alexandre Rotenberg / Alamy Stoc/https://www.alamy.com/Alamy Stock Photo

職探しにAIを活用するメリットとデメリットとは? /Alexandre Rotenberg / Alamy Stoc/https://www.alamy.com/Alamy Stock Photo

ニューヨーク(CNN) 職探しの際、求職者は企業に与える第一印象を良くするために生成AI(人工知能)を使い始めている。

米調査会社ガートナーによると、求職者は対話型AI「ChatGPT(チャットGPT)」のような無料のAIプログラムに、特定の企業や職に合った履歴書を作成させたり、添え状や文章のサンプルを書かせたり、応募書類の質問に回答させているという。

またAIは、面接の質問に対する回答を準備する上でも役立つ。

 

CNNが話を聞いたキャリアの専門家たちは、AIは求職活動を容易化、迅速化し、特にさまざまな企業の多くの職に応募する際に有効と口をそろえる。

しかし、求職者はAIが提供する情報をやみくもに利用すべきではないという点でも意見が一致している。

人材スカウト会社ロクリン・コンサルティングのキャリアコーチ兼マネジングパートナー、ダーシ・スミス氏は、「AIをツールとして利用するのはいいが、それだけに頼ってはいけない。AIの回答をそのまま使うのではなく、テンプレートとして利用すべき」と語る。

つまり、AIの回答はあくまで一つの案であり、自分の経験や人物像をより正確に反映させるために微調整する必要があるということだ。またAIの回答に違和感を覚えたら、その情報は誤りかもしれない。実際、チャットGPTには「不正確な情報が提供される可能性もある」との注意書きもある。