夏越の大祓（なごしのおおはらえ）は、日本の神社で毎年6月30日に行われる伝統的な行事です。
この儀式は、人々が半年間の穢れを払い心身を清め、心と体をリフレッシュするためのものです。
夏越の大祓の目的
この行事の目的は、次の3つです
● 半年間の汚れを清める
1月から6月までにたまった穢れや悪いものを払い清めます。
● 健康を願う
健康で幸せに過ごせるように祈ります。
● 自然と調和する
季節の変わり目に自然と調和し、心も体もリフレッシュします。
儀式の内容
夏越の大祓では、いくつかの大切な儀式が行われます
● 茅の輪くぐり（ちのわくぐり）
茅（ちがや）という植物で作られた大きな輪をくぐります。この輪を8の字に3回
くぐることで、体にたまった汚れをきれいにします。
● 形代（かたしろ）
紙で作られた人形（ひとがた）に自分の名前と生年月日を書き、体を撫でて汚れ
を移します。
これを神社に納めることで、汚れが取り除かれると信じられています。
● お祓いの言葉（はらえことば）
神社の神職が特別な言葉を唱えて、人々の汚れを清めます。
歴史と背景
夏越の大祓の歴史はとても古く、奈良時代に始まったとされています。
日本書記にも、この行事についての記述があります。
昔から、汚れをきれいにすることは大切な宗教的な行いとされてきました。
夏越の大祓は、半年間の汚れをきれいにして心や体もリフレッシュするための日本の伝統的な行事です。
茅の輪くぐりや形代などの儀式を通じて、健康と幸せを祈り、自然と調和することを目指します。
残りの半年間も清々しい気持ちで過ごしていきましょう。
