十二運星とは

 

 

十二運星(じゅうにうんせい)は、四柱推命の命式のなかで日柱の干支とそれぞれの柱の地支から導き出される星のことをいいます。それを、12の段階に分けて示しているものです。

十二運星によって、その人の生まれ持った運勢の性質や強弱、状態などを読み解くことができます。

 

 

 十二運星の種類

 

 

十二運星には次のような種類があります。

 

 

1 (たい)  新しい始まりの時期
です。新しいアイデ
アやプロジェクトが
生まれ、未来への準
備を始めます。
       
2  養 (よう) 成長の時期です。
新しく始まった事柄が
育ち、発展していきま
す。
       
3  長生 (ちょうせい) 発展の時期です。
物事が順調に進み、さ
らなる成長が期待でき
る時期です。
       
4 沐浴 (もくよく) 変化と挑戦の時期です。
新しい環境に適応し、
試練に立ち向かいます。
       
5 冠帯 (かんたい) 成熟の時期です。
社会的に認められ、評
価される時期で、努力
が実を結びます。
       
6 建禄 (けんろく) 安定の時期です。
経済的にも精神的にも
安定し、繁栄します。
       
7 帝旺 (ていおう) 人生のピークの時期で
す。
権力や影響力が最大
限に発揮され、成功
の絶頂期にあります。
       
8 (すい)  人生を味わい尽くし
落ち着いた時期です。
ピークを過ぎて、次
の段階に向けて落ち
着きます。
       
9 (びょう) 静寂の時期です。
健康や気力が低下し、
休息や健康管理が重
要になります。
       
10 (し) 決断の時期です。
古いものが終わり、新
しい始まりに備えます。
       
11 (ぼ) 振り返りの時期です。
過去を振り返り、学び
を得るための重要な時
期です。
       
12 (ぜつ) 完全な終わりの時期で
す。
古いサイクルが終わり、
新しいスタートに向け
て準備をします。
       

 

 

 

 どんなことがわかるのか?

 

十二運星は、母胎に宿って胎児となり誕生してから天に還るまでの人生のサイクルを現したものです。


十二運星を知ることで、どの時期のエネルギーを持っているかがわかります。例えば、あなたの性格が内向的か外交的か、才能を活かせる環境はどんなところか、行動のモチベーションや傾向、何を求めているのかや心地よく進むためのヒントなどが示されています。

 

衰~絶までの漢字のイメージでは、ネガティブに感じられることもあると思いますが、必ずしも文字通りの意味を表しているわけではないので不安に感じる必要はありません。それぞれに魅力のある面を持ち合わせていますよ。
 

 

 まとめ

 

十二運勢は、人生のさまざまな段階や運勢を示しています。これを理解することで、自分の現在の状態や将来の方向性をよりよく考えることができます。それぞれの運勢は、成長、挑戦、成熟、安定、終わり、そして新しい始まりというサイクルを通じて、より良い人生を歩むための指針となります。