アメリカのニュースを見ると国民性の違いがはっきりと分かります。あるレストランで、客が注文したものと違うものを提供したことがニュースになっていました。
アメリカでは、妊婦がアルコールを注文しても、それを無視していいという考えがあるみたいです。妊娠14週目の女性がアルコールを注文した時に、ウェイトレスが気を利かせて、ノンアルコールを提供したということがニュースになっていました。
日本の場合だと、勝手に注文内容を変えることはないと思いますが、 それでも日本人独特の感覚にショックを受けた外人の話はよく耳にします。
そういった話は、日本独自の伝統というか、考え方よりも気持ちの方に根付くものが多いかなと思っています。
例えば、軒先にツバメが巣を作っている場合には、そのツバメの巣をそのまま守ってあげようとすることがあります。 自然との共存になるわけですが、これは飲食店の前でやられると嫌がる人も時々います。
また、 お茶を頼んだ時に砂糖を要求する外国人に、 昔は、砂糖を出さなかったと言います。何度頼んでも砂糖をだしてくれなくて、最後にはお店に砂糖がないとまで言って砂糖を出すことにたいして拒否したにもかかわらず、コーヒーを頼んだら砂糖がついてきたという話もあります。
こういったことは、日本人同士の間でもおこっています。昔に比べると、自分の意見を主張する人が多くなってきたのはいいのですが、相手の意見を尊重しないという風潮があるのはちょっとまずいかなと思っています。
相手の意見をむやみに受け止めるのではなくて、どのような根拠でそういった意見をもつようになったのかをきちんと理解することも大切だと思います。
こういったことは、 なかなか難しいことなので、自分でもできないことがありますが、相手の意見を尊重できるように頑張っていきたいと思います。