2020年5月18日(月)17:30~18:30

Zoomを用いたWeb会議で実施

 

参加者(敬称略)

 雑貨系:あ~とはうす 池田、キッズ枚方コミュニケーションズ 楠田、パインスター 花吉

 食品系:アトラクト 塩山、さくら事業所 小田、パン工房ラビット 高石、陽だまりの会 長野

 オブザーバー:SORA 野川

 

議題:各事業所の新型コロナウイルス感染対策による影響についての調査

 

はじめに

先般、減収している障害福祉サービス等事業所への補助を独自に行う自治体がある模様。

(下記 参考資料参照)

枚方市では2月以降、感染対策によりワーキング含む会議が行えず事業所間の連絡も途絶えていたため、現状、各事業所の窮状を訴えることは出来ていない。

そこで、この度SNSやWeb会議を用いて意見をまとめて行くこととした。

 

1.営業時間やサービス提供時間の短縮、利用者数、職員数の減少など

雑貨系

2事業所は時短なく通常どおり。1事業所は時短と交代勤務を実施。

いずれも一部の利用者が自主的に在宅されており全体の利用時間は減少している。

自主製品を販売する場がなく、内職に頼っているが内職も減少傾向にある。

布マスクを作れる事業所は店頭販売で増収することが出来ている。

 

食品系

2事業所は時短なく通常どおり。2事業所は時短を実施、交代勤務はない。

多くが外販・配達が出来ない状況。

自主的に在宅されている利用者も多数。

 

A:喫茶店が閉まっており外販も出来ず収入がない。

テイクアウト商品の開発を検討しているが、売れるか不安。容器不足も不安。

 

B:平時は密状態の作業場は、3蜜を避けるためメンバーが半分になるようシフトを組んでいる。

メンバーが半減し生産が半減しているため、役所・病院・高齢者宅以外の配達は断っている。

 

その他:外販・配達が出来ず、内職頼りであるが仕事も報酬も非常に少ない。

売上が3割減のところも。

 

 

2.外販やイベント参加の再開について

現状、法人の方針として外販を自粛している事業所と、販売先が閉まっておりやむを得ずの事業所がある。

販売先がラポールひらかた他公的施設で、そこが再開すれば直ぐに販売を再開できる所もあるが、法人として自粛している事業所は、緊急事態宣言の解除に関わらず凡そ9月ごろまで様子を見る姿勢。

6月に交野市内で行われる予定のイベントがあるが、共同販売としての参加は難しい。

 

 

3.支出の増減について

防疫のための消毒液や手袋など消耗品の消費が増加している所は2~3倍の増加。

一部には、メンバーが減った分、むしろ消費が減ったところもある。

 

 

4.在宅サービスについて

現状、工賃に直結する在宅サービスを行える事業所は稀である。

事務作業の一部を担っていただくか、体調管理の支援にとどまる。

 

 

5.まとめ

全体として販売・受注・サービス利用時間のいずれも減少している。

特に食品系はすでに利用者工賃が減少。

また、外出自粛要請や緊急事態宣言をうけて利用を自粛される利用者が多数居られる。

このため、事業収入の減少も危ぶまれる。

家賃補助なども求められる。

 

 

参考資料(リンク)

京都市:新型コロナウィルスへの対応に伴う就労継続支援B型の工賃に係る臨時的な取扱いについて

 

堺市:新型コロナウイルス感染症に係る障害福祉サービス等事業所の人員基準等の臨時的な取扱いについて