内容証明記載例2
遺留分減殺請求
前略亡○○○○の法定相続人として以下の通り請求いたし
ます。平成○○年○○月○○日付書面により東京家庭裁判所
より遺言書検認通知を受けましたが、当該遺言書の内容に
つき遺産の全てを貴殿に相続させるとする限り、私の相続
人としての遺留分を侵害します。
貴殿は少なくとも○○○○○○○○○○○○○○○○○
〇番〇〇の土地につき、平成○○年○○月○○日付で貴殿
を相続人とする所有権移転登記をしていることが、平成○
〇年○月○○日付不動産登記簿謄本を見て判明しました。
そこで、頭書のとおり遺留分減殺請求いたします。よって
遺産総額の○○分の〇に相当する物件又は金額の返還を求
めます。
平成○○年○○月○○日
東京都世田谷区
○○ ○○子
東京都〇○区
〇○ ○○ 様
※ この種の内容証明は、十分効果があります。明らかに訴訟にいたらない場合でも、請求金額を払ってくれることが多いものと解します。ただし、この遺留分減殺請求には期限があります。当該相続開始につき、自身いつ知ったものか、期限徒過なきよう早期に進める要があります。
平成 29 年 12 月 6 日
行政書士 平 野 達 夫