誰が相続人になるかを確認いたします。

子供が相続人になる場合に、注意しなければならないことがあります。

 たとえば、認知している「婚外子」も、離婚した「パートナーの子供」も、法定相続人になります。

 

 また、この時に法定相続人以外に、財産を相続させたい人がいるかどうかも確認しておきたいところです。

 

 そして、次の作業が一番大切です。

みなさんの財産のうち、「誰に何をあげたい」のかを考えてみてください。

更に、現金をどう分けるのか、今ある自宅は誰に上げたいのかを考えます。

これはどうでしょうか、意外と難しい作業ですね。

 

 法定相続人が1人しかおらず、ほかにあげたい人がいないということでしたら、その人に全部相続してもらえばすむことです。

 

 でも、たとえば法定相続人が3人の子供だったら、どうでしょう。

誰に何をあげましょうか。

相続で揉めないためには、先ずは財産分けには、「公平」である必要があります。

 

 3人の子供のうち、「この子への財産は多めに」、或いは「少なめに」したいということがでしたら、事前に揉めさせない準備が必要です。

 

 また誰に何をあげるかを決める時に、必ず考えておいていただきたいことがもう一つあります。

それは、「自宅を売らないで欲しい」のか、「売って現金化しても良いのか」ということです。

その上で、どう分割するか考えてみなければなりません。

 

 

             平 成 29 年 3 月 7 日            

                     行政書士 平  野  達  夫