相続への対策は、とても重要です。

だからといって、自分たちだけでは、有効な対策は立てられません。

そもそも、何が相続への対策になるのかは、分からないからです。


 たとえば、あなたの顧問税理士の先生に相談しても、先生の提案してくれる対策が、適切といえるものかどうかは、容易には理解できません。

これが実情でしょう。


 適切な相続対策を立てるためには、前述しましたように、「節税」「納税」「分割」を見直していくにあります。


 先ずは、われわれが考えます「相続への対策の視点」とは、「過去・現在・未来」の3つが軸であります。


 すなわち、「過去」とは、被相続人が大切にしてきた土地・建物・物などであります。


 そして加えて、被相続人の「意思を尊重」するということでもあります。


 一方「現在」とは、今ある現状の問題点なるものを分析し、それを解決することにあります。


 更に「未来」とは、残された相続人の今後先へ向けての生活を考慮していくことにあります。


 これらは、決して難しく考えてはなりません。

とにかく、一つひとつ、皆でじっくり話し合い進めてみることです。


 また、この3つの軸を中心に考えたからといって、「適切な対策が即座に出てくる」というものでもありません。


 ここが誰しもが、悩み苦しむところでもありましょう。

 これら3つの軸を考慮しつつ、慎重にもきめ細やかに対策を決めて行くしかありません。


      行政書士  平 野 達 夫

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