不動産・預貯金などなど、沢山の財産をお持ちの中には、昨今、銀行など金融機関が掲げる「遺言信託」なるものを利用している方が、多くいらっしゃいます。


 ところで、あなたは、いかがですか。

利用されておられますか。


 既に馴染みの金融機関から勧められ、お任せずみであれば、それはそれで宜しいことと思います。


 いざという時に備えて、しっかりとした対応を期待し、お待ちしたいと思います。


 ただ、金融機関が言うところの「遺言信託」は、被相続人が作った「遺言」を型どおりに実行してもらうに過ぎません。

すなわち、その域を出ることはないとも言えます。


 要は、被相続人が作成する遺言書は、どのようなものか。

どんな内容の遺言書を作るかが、相続対策として、被相続人を始め、誰しもが感心のあるところで、重要なところと言えましょう。


 これが明確にしておかなければ、無意味です。

効果は、期待できません。


 そのところに関しては、銀行などの金融機関からは、適格なアドバイスをもらえません。


 前述のように、一般的には、「大きな金融機関に任せておけば、有用なのでは・・・」と思って、安易に信託を選択する方も多いようです。


 でも、コストに見合う効果が挙がる方は、ごく限られているようにも思われてしまいます。


 「相続の対策として、今何をすべきか」

「何をすることが、その対策になるのか」などを、しっかり見極め判断することが、最も大切であります。

これがまた、一般の多くの方々には、難しいところでもあります。


 「金融機関に任せても、あなたの相続対策にはならない!」

お分かりいただけましょうか・・・・。


      行政書士  平 野 達 夫

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