銀行や信金、郵便局などの窓口業務の方は、認知症の人が詐欺の被害にあい、多額の引き下しや振り込みをしていないかなど目配りをします。


 犯罪被害の未然の防止につとめます。

その方の家族と連絡が取れる場合には、事情を説明して対応策を考えることでしょう。


 郵便配達の職員の方は、配達先で認知症と思われる一人暮らしの高齢者の方と会う場面も多いことでしょう。


 配達時に、認知症の人のようすを、それとなく確認します。

安全面の見守りを担います。


 一人暮らしの高齢者のお宅の郵便受けに、このところ新聞や郵便物がたまっていることに気付きます。


 すぐ局に戻り、その旨を上司に報告します。

上司は、市役所の福祉課に連絡します。


 福祉課の民生委員の方が、確認に向かいました。

高齢者のお宅は雑然としており、明らかに以前と違ったありさまです。


 高齢者の人の認知症が、かなり進んでいることが判明しました。

家族に連絡を取ることができ、事なきをえました。


      行政書士  平 野 達 夫

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