日用品を買う商店、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの来店者の中には、認知症の方もいらっしゃいます。
よくよく、心にとめておきたいものです。
たとえば、計算間違いは、認知症の初期段階からあらわれやすいといえます。
商品の支払の計算ができない、高額の紙幣のみで買い物をするなどといったことが見られます。
急がず、認知症の人のペースで対応できれば、認知症の方も、ショッピングを楽しむことができます。
まれには、記憶・判断能力の衰えから、商品の代金を払うことを忘れたりもします。
どこで払うのかが分からず、無断で持っていくという行動をとってしまうことも起こります。
このような場合、まず、本人に声をかけます。
支払いに気づいてもらいます。
状況によっては、家族などに連絡をとることも必要でしょう。
事情を把握して丁寧にお話し、対応策を考えてあげてはいかがでしょうか。
スーパーなどの大型商店では、対応する担当者を決めておくと、スムーズな解決につなげることもできましょう。
スーパーマーケットの中には、店の組織全体で取り組むところもできているようです。
社員は腕に何かを付けられないことになっているためか、「オレンジリング」ではなく、腕にオリジナルバッチをつけたりします。
また店内に、「認知症の人が安心して買い物ができる店」であることをわかってもらうよう掲示するなどの施策もでてきているようです。
行政書士 平 野 達 夫
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