外国人は、旅券(パスポート)と査証(ビザ)を持って、日本にやって来ます。
日本の出入港へ着いた外国人は、先ずは、上陸の申請を行います。
このとき、免除対象者を除き、上陸申請の外国人は、個人識別情報、たとえば、指紋及び顔写真を提供します。
もっとも、日本に入国しようとする外国人は、この上陸審査において、上陸のための条件を満たしていなければなりません。
もしも、この上陸のための条件を満たしていない場合には、日本への上陸が拒否されることがあります。
これを、「上陸拒否」と言います。
出入国港の入国審査官は、「旅券」、「査証」、そして必要な事項の記載された「出入国記録カード」(EDカードと呼ばれています。)等によって、その外国人の上陸を認めてよいかどうかの審査をします。
上陸を認めてよいとの入国審査官のジャッジを得てはじめて、外国人の旅券に、「上陸許可」の証印が押されます。
たとえば、観光、商用、親族訪問など、短期間に日本に滞在する目的の場合ですと、「短期滞在」、「在留期間90日」を許可された旨、そして出入国港より上陸したことが、旅券に証印されます。
これでやっと、外国人は、正式に日本への上陸が許可されたことになります。
行政書士 平 野 達 夫
U R L http://hr-con.net