国際化時代の中で、日本は世界に向かって出来る限り、扉を開くようにつとめていると言えましょう。
とは言いましても、日本に入国しようとするそれら外国人が、何らの制限や審査も受けずに、日本に入国し得たとしたら、どうでしょう。
これまた、大変なことになってしまいます。
また更に、何らの制限や審査も受けずに、彼ら外国人が、仕事に就き、生活して良いというわけにはまいりません。
外国人がどのような目的で日本を訪れ、どのくらいの期間滞在するのか、それが日本人の生活を脅かすことがないのかどうかなど、日本人であれば、誰しもが憂慮し、心配するところでありましょう。
それら課題を日本の法令に基づいて判断し、日本に滞在することが相応しいものか、相当性があるかなどを審査し、入国・申請許可が決められます。
これを行う入国管理の仕事は、人の交流が活発になればなるほどに、一層重要なものとなってまいります。
正当な目的をもって来日しようとする外国人が、スムーズに入国し、安心して生活できるようにすることは、先ずもって、はかられなければなりません。
一方、日本での滞在を認めてはならないような外国人から、日本国民の生命・安全を守り、日本の産業や国民生活上の利益を堅守することも、忘れてはなりません。
言うなれば、入管は、日本国家の水際での守り人と言えましょう。
行政書士 平 野 達 夫
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