父親は、数年前に既に他界しており、今回は母親の相続です。

相続人は、東京在住の兄、四国在住の弟の2人です。


それぞれが離れて遠方に住んでいたこともあり、普段から付き合いは余りないという状況でした。


父親が亡くなった後は、母親は元気なうちは、田舎の代々の家で一人暮らしをしておりました。

ところが母が体調を崩してからは、東京の兄が呼び寄せ、妻と一緒に面倒を看ておりました。


そして数か月後、母親が亡くなり、相続が開始しました。

相続の開始から半年が過ぎたころ、弟のところに、東京の兄から相続の手続きの依頼がありました。


兄は、財産リストの作成にあたります。

主な相続財産としては、母親が一人暮らしをしていた旧家の約3000万円相当のほか、預貯金や株式で約6000万円です。


兄は財産リストを作成し、弟との遺産分割協議を行う下地を出来上げました。

そして兄は、遺産分割協議を行う場を設けます。


     行政書士  平 野 達 夫

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