誰が相続開始後のリーダーになるかは、それぞれの状況により異なりましょう。


父親が亡くなって、その配偶者の妻と子供数人が相続人となった場合には、子供の最年長の人、長男か長女がリーダーになるのが一般的です。


年齢だけで考えますと、配偶者である妻でも良いのですが、その妻も高齢で、気力・体力ともにリーダーとしてやっていくには、なかなか辛い、かなり無理ががあるというケースも多いようです。


そのような場合ですと、やはり、長男なり、長女がその任に就くのが普通のようです。

理想的なのは、一番年上の男性、つまり長男というパターンですが、これまたいろいろのようです。


たとえば、上から姉妹が4人続き、最後に男の子ができて、一番年下の長男のケースを考えてみます。


そのような場合は、その5人の姉妹・弟の力関係で決めることになるのではないでしょうか。


長女が一番しっかりしているのであれば、長女で良いでしょう。

もちろん、次女に統率する力があり、皆の信望があれば、次女でも良いと思います。


或いは、その「家」を継ぐのは嫁にいった姉たちではなく、末っ子だけれど男の子なので、やはり男の長男が相続のリーダーとして相応しく、なるべきであるということであれば、それはそれで良いと思います。


誰が一番相応しいリーダーかは、一概には言えないものがありましょう。

今のうちから皆さんで、よく考えてみては如何でしょうか。


     行政書士  平 野 達 夫

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