弁護士は、依頼人の利益を守るのが職業です。
すなわち、依頼人の目的を叶えるのが、お仕事です。
これによって報酬を得るわけですから、弁護士は基本的には、当事者双方の利害を調整するというよりも、あくまでも依頼人の味方という立場となりましょう。
ですから、こちらが弁護士を立てれば、相手も対抗上、弁護士を立てざるを得ないというケースも少なくありません。
ところで皆さんご存知のように、「弁護士報酬」というのも決して少なくはありませんね。
それなりに高額の場合も多いものです。
ケースバイケースですが、争いが大きく、期間が長くなれば長くなるほどに、お金もかかってまいります。
それはそれは、大変ですね。
余計な支出のお金も、当然ながら考えておかなければなりませんね。
弁護士を立てること自体が、決して悪いのではありません。
場合によっては、弁護士を依頼せざるを得ないときも出てまいります。
時には、高額の弁護料の支払いも覚悟の上で依頼します。
ただ、何でもかんでも、弁護士を立てれば良いというものでないことも事実です。
どうですか、お分かり頂けますか・・・・。
自分としては、面倒くさい、努力はしたくない、ああだこうだと出来ないなどと言うばかりに、弁護士をどんどん使います。
もちろん弁護士を使うのは、その人の自由です。
・・・・・が、当然、後日、先生の事務所から容赦なく「高い報酬」というものを請求され、「何時何日までに支払うように・・・」と言ってきます。
弁護士が依頼人からのお話を断ることはないでしょうが、そのことと、弁護士を使うことの善し悪しは、また別の問題と思われます。
弁護士を立てるというのは、相手にとっては、一つの「宣戦布告」されたのも同じだということを、よくよく考えてみる必要があるのではないでしょうか。
どうでしょうか、あなたは、如何お考えになりますか。
ところで、この度の件ではあなたは、弁護士先生をご依頼されますか・・・・・・。
行政書士 平 野 達 夫
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