人は、亡くなると、遺族が悲しみに暮れる中、いやもうもなく、様々な負担が発生してまいります。


例えば、「遺言書」がないと、遺族は被相続人の財産の把握にあたらなくてはなりません。

もう何処にどのような財産があるか、故人に聞くこともできません。


その調査には、非常な時間がかかります。

その間の精神的なストレスは相当なものでしょう。

相続人同士では、時には、疑心暗鬼にとらわれることも少なくありません。


そのような手間と負担を考えますと、「遺言書の作成」は、遺族の過度な負担を軽くします。

感情的になりがちな相続争いを、事前に予防できる大切な行為ともいえます。


被相続人の財産が少ないという理由から、遺言書を作成して置かなかったために、それまで円満な関係であった遺族が、遺された僅かな預貯金などの分配をめぐって、近時、骨肉の争いを繰り広げるケースも少なくないようです。


生前の元気なうちに、あなたが遺言書の作成を済ませておくことは、これまた遺された家族に対する大切な思いやりなのです。

ご理解いただけましたでしょうか・・・・・・・。


    行政書士  平 野 達 夫

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