渋谷駅は、沢山の人であふれています。

殊にハチ公前広場は、待合せの場所として知られていますね。

今日も、ビジネスマンや若者達、そして大きなカバンを首から下げたお年寄りが、お約束の相手の方が現われるのを、今か今かと待っている様子です。

最近では、外国の方も多く見かけます。


戦後間もない、私がまだ小学校の頃から、「ここ渋谷で人との待ち合わせするなら、八チ公前」と、多くは決まっていたようですね。

やはり、"ハチ公 " は、人々の間では特別の親しみをもって迎え入れられ、その存在は、大きいものがあったようです。


 皆さん!昨夜のテレビ映画、ご覧になりましたか。

普段から余りテレビを見ない私も、ついつい引き込まれ、最後まで見てしまったんです。


その映画は、「HACHI」です。

感激で、私、涙を流してしまいました。

私も歳を取ったのでしょうか。

こころなしか、涙もろくなったかも知れませんね。


2009年製作のアメリカ映画で、日本版「ハチ」といったところでしょうか。

アメリカ映画にしては、各場面ともなかなかきめ細やか表わしているように思えます。


リチャード・ギアが演ずる演出家の主人役は、とても優しい明るい人柄で、見る私達でさえ、心通ってきます。

ハチ役のワンちゃんは、雑種の日本犬で、これまた身近にいて、とても親しみを覚えます。


一度飼われると何処までも身をていしても主人に仕える、これって、私ども人間には頭で理解しても、そこには限界がありますね。

犬の持つ本能的行動とでも言うのでしょうか。

でもすごいですね・・・・・・。

犬として最期の際まで、その思いを違えず、主人を待ち続けるなんて・・・・・・・・・。

私、じっとしていても、胸つまりす。


犬や猫など小動物類は、人間のペットとして多く飼われています。

この映画では、ハチは、いわゆるペットとしての領域ではありません。

はるかに越えて、種々迫りきます。

仕える主人との心を何処までも通わせ、その契りを果たす姿に写ります。


皆さん!まだご覧になっていない方は、是非、見て下さい。

何処かのレンタルビデオ店にあります。

貴方も、キッと感激します。


私も機会がありましたら、渋谷駅、"ハチ公前 "で、待合せをしたいです。

いやゃ、宜しかったら、貴方と待合せてみませんか。

私は待ちますよ。

キッと、何処までも・・・・・・。

貴方を、何時までも、何時までも・・・・・・。


   行政書士   平 野 達 夫

    e-mail tatsuo-hirano@mbv.biglobe.ne.jp