私、4日程前から、体の表面がピリピリ痛いんです。

「痛い!、痛あぃ~!」

「何、これ・・・!」

右のお腹が痛い。

腹に何かが、チクチク刺すようです。

若しかしたら、お腹に虫がいて、暴れているのかな~・・・・。

アマゾンのピラニアが、私の臓物に食いついているのかな?

これって、チョッと可笑しいですか。

でも、とっても、痛いんですよ・・・・。

私以前、大腸の「憩室炎」で大量の出血をしたことがあります。

現在、「解離性大動脈瘤」も持っています。

ますます、心配になってきました。


 翌日になって、痛みは少し移動します。

お腹を回って、胸のお乳の辺りです。

断続的にきゅっと痛みが走ります。

時折、ジーンと胸を刺すような痛みを受けます。

いや、いやぁ~。

それら箇所に、手を当てます。頭に手をやります。

ヒリヒリ、ピリピリします。

下着が擦れても、痛いです。


「早く、病院へ行って、看てもらったら・・・」と、妻は言います。

その後、痛みは右横腹から背中へと移ってきました。

もう体中です。

あれっ!赤い湿疹が、水泡が、できています。

痛みを走って続いています。


我慢強い私も、これが限度です。

「まだ、何やってんの・・、あなた死んじゃうよ」と、妻に叱られました。

「行くよ、行くよ、病院へ行きますよ。」と、私は返します。


 7日の早朝、息子運転の車で妻を伴い、築地の聖路加国際病院へ向かいました。

救急外来の医師の診察を受けます。

諸検査の後、「そうですね。この症状は、帯状疱疹です。一種のヘルペスです。」

「あなたご心配の大動脈瘤や大腸の方は、心配はないようです。」と、医師の言葉です。


「ウイルス性の菌の感染で、体中の神経を伝わって菌が暴れ、痛みが走ります。」

「その神経に沿って、赤い湿疹と水泡ができます。」

「ストレスや、体が弱って抵抗力を欠く時に、菌が繁殖します。」

「そりゃあ、あなた痛いですよ。」

「高齢者の方にも、よくその症状がでることがあり、悪化していきます。」

「しばらくは薬を服用し、ウイルスの感染を治療しましょう。お大切に・・・・」と処方箋を頂き、病院を後にしました。


 私は、このところ、少し疲れていたのかなぁ。

確かにストレスもありましたね。

そうです。私、先月70歳を迎えました。

高齢者ですよね、立派な。

無理はしないことですか。

ちょうっぴり寂しいですね・・・・・・・。

でも余り気にしないことですよね。

どうでしょうか、皆さん・・・・・・。


その日の夜、孫のT君とK君から電話が入ります。

{おじいちゃん、元気!」

「おじいちゃん、元気出して!頑張って!・・・」

「ハイ、おじいちゃんは、元気ですよ。大丈夫ですよ・・・」

うむぅ~ ありがとう・・・・・。