バンクーバー冬季五輪男子フィギュアスケート・フリー競技での日本3選手の活躍で、昨日は日本中が興奮しました。
今朝の各紙新聞が、トップでこれを報じています。
勿論、私もテレビを見て感動した一人です。
高橋大輔選手の4回転ジャンプへの挑戦、アクセル、スピンの絶妙なスケーティングには本当に魅せられました。
日本人初のメダル獲得で沸きました。
途中靴ひもが切れて一時中断後、再度競技に入って、めげずに最後まで滑り終えた織田信成選手には、会場から惜しみない拍手がありました。
競技を終えた彼は、会場の四方のファンに深々と頭を下げ、「ありがとうございました」と、私には聞こえました。そのように発していた言葉の様は、日本中、いやぁ、世界中でテレビを見ていた多くの人々の目に写りました。
少なからず、心打たれるものがあったに違いありません。
彼の全ての思いが、感謝の気持が、その一言にこめられていたことでありましょう。
その様を見て、私は何故かとても嬉しく、日本人としての"誇らしげ"をさえ感じてしまいました。
どうですか、皆様はどのように感じ、受取りましたか。
織田信成選手は、4年前のトリノ五輪候補に上がりながら、酒気帯びでのミニ・バイク運転から国際競技出場停止処分を受け、更にその制裁としてのボランティア活動が課せられました。
彼一人が黙々と淀川の河川敷清掃する姿を見た関西大学スケート部の皆が、少しでも彼を励ませたらとの思いから、その清掃に日々加わったと聞いております。
この度の冬季五輪出場は、彼にとっては万感の思いがあったことでしょう。
日本の"愛称チャプリン・スケーター"とも呼ばれる織田信成選手は7位入賞の誉れでしたが、次期五輪では何色かの"重いメダル"を下げての場内一周するスケーティングが見たいですね。
高橋、織田、小塚3選手の健闘を称えます。
私だけでなく、日本中の人々にめげずに挑戦する勇気と、優しい思いを見せて頂きました。
「ありがとうございました。」