戦前の旧民法・家族制度の時代、女性は自分から「離婚」を申し出ることは出来ませんでした。

たとえ訴訟に至っても、女性の立場・条件は容易に認められず、ただ絶えるしかありませんでした。

そこには常に厳然として、男性優位の思考がありました。

 女性の人権・平等の倫理は、存在しなかったとも言えましょう。

その女性の先には、忍耐と困苦の生活が待ち構えます。

 戦後の民主主義新憲法の下、基本的人権と平等を基調とした新民法の制定により、かって弱者だった女性がいかなる差別や不平等をも排除した「地位と権利」を取得したのであります。

 そして今や女性の権利主張の進展により、社会生活のおける役割と地位の増大から、「離婚の提示」は女性の「天下の寶刀」と言っても過言ではなくなったようです。

 これより「離婚」について、何回かに分けて記述してまいりたいと思います。

 今や離婚するカップルは、3組に1つとも言われます。

 いや、本当ですか・・・・・・、驚きますね。

私ども熟年者にとっては、正直信じられないくらいです。

確かに私達の生活の周囲では、離婚したなんてことは、よく耳にはします。

若い世代の方々に、急増していることも聞いております。

 先日、久しぶりに開かれた小学校のクラス会に出席した折、

 「私、昨年離婚して旧姓のOOに戻りました。昔の名前ですので忘れないで下さい。宜しくね。」と旧友の女性から、しゃーしゃーと挨拶がありました。

クラス会で配られた名簿からも、その種の記載が多く見られます。

男性からは、自分から白状する人はないようです。

こけんにかかわるのでしょうか・・・・、面白いですね。

 今時離婚したら、「熟年離婚」じゃないですか。

 どうしてまたこのようなことに・・・・・・・・・・。

 「もっと考え直しても良かったんじゃないの・・・・・・」と言いたいところです。

 このように今や、離婚経験者がいくらいても珍しくない状況になっているようです。

そこで、いざ自分が離婚を考えた始めた時、「こんな時どうするのかな?」といろいろな疑問がでてくることでしょう・・・・・・・・・・・・・。

 考えてまいりましょう。