3日のある中央紙夕刊の「09プロ野球回顧」欄に、次のような記事がありました。

 異様な光景だった。今季終盤を迎えたオリックスとの3連戦の3試合目。千葉マリンスタジアムは3万近い盛況となったが、1回先頭の西岡が打席に入った途端、気勢を上げていた右翼スタンドが静まりかえった。応援ボイコット。中傷の横断幕まで掲げられた。春先から下位に低迷し、批判的なファンは、過激な抗議を展開した。スタンドには野球少年もたくさん来ていた週末のデーゲーム。

 前日の2戦目の試合後、お立ち台の西岡がインタビューで、マイクを手に取り、右翼スタンドに呼びかけた。

「こういう状況にさせたのは僕ら選手の責任もある。」と前置きして続けた。「子供たちの夢を壊さないで。ロッテを愛しているなら、あしたから横断幕を下げてください。」

 その答えが、3戦目の応援ボイコットと中傷の横断幕だった。しかし西岡に強力な援軍が現れた。試合中盤から横断幕を掲げる一段に「帰れ」のコールが沸き起こった。そして延長12回に、西岡が左越えの三塁打を放ち、塁上でガッツポーズ。温かい少年ファンたちの声援に、心の底からの感謝があふれ出た。

 私も昔からのプロ野球ファンであり、そして大のロッテファンでもあります。あの毎日オリオンズの荒巻投手、土井垣捕手、大毎の山内や榎本、近くは落合選手など数多くの名選手を生んだ”オリオンズ”は大好きです。

 野球少年たちと共に、私ども中高齢者にも夢を与えて下さい。来シーズンは優勝を狙って欲しいですね。楽しみに期待しています。