こんにちは、平井早紀です。



更新があいてしまって良くないなぁと思います。



少し前にTwitterで88歳の祖母が今も新しい本を購入して、友達と交換しあって読んでいて、
「生きているんだから少しでも善くならなければならない」
と言っていて感銘を受けたという話をしたような気がするのですが、

そんな祖母の姿を見ていると、
とどまることなく進む時間の中で、生きていることを保っているのはそれだけでなんと立派なことなんだろうと思います。



生きていればどうしても罪を重ねているなぁと思ってしまう私なのですが、

それと同時にいつも生きているということそれ自体が褒められるべきものでもあると思っています。



罪も功も積み重ねながら生きていればいいのだと思います。
罪を功で相殺はできないけど、罪も功もずっと抱えていられたら、相殺して0になってしまうより分厚くなれて、それもそれでいいんだと思います。





生きていることはとても大変です。
その大変さを思うと眩暈がします。
でもきっと惰性で生きている人なんていません。

無数の脈打つ心臓のことを、東京駅の真ん中で思いました。

生きています。
すれ違っても誤解されても傷つけても傷ついても、死なずに生きているのは、
きっと死ねないからじゃなくて生きたいから。



死にたいが生きたいである矛盾も、罪が功で、功が罪でもある矛盾も、全部ほんとであると思います。



私が愛し難い私が存在するのが、私が私を愛しているがゆえであることも。





平井早紀