昨日開催されたミスiD2018おひろめカフェにて、朗読をさせていただいたお手紙の全文です。
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ミスiD2018へ
今年の初夏に出会ったあなたと、こうして冬を迎えられるなんて、あの頃は思いもしなくて今でも少し信じられません。
あなたに焦がれるように駆け抜けた夏は狂おしくて、そんな夏が教えてくれた秋は私を少しだけ大人にしてくれました。
あなたと過ごしていたのは2017年の私だけど、それと同時に2016年の、2012年の、2006年の、2004年の、たくさんの過去の私だったよ。誰からも愛されはしないと閉じ込めたあの日々のすべての私を、あなたは愛してくれたから。殺したつもりでいたあの日々のすべての私の心臓はもう一度動き出して、生きているつもりでいた今の私の心臓もやっと動き出したんだ。
あの頃の私を殺して、生まれ変わる事なんてできなかった。今日あなたの前に、24年と8ヶ月と14日の私で立っているよ。
死にたかった私も、生きたかった私も、いつも幸せになりたかったんだ。あなたを愛した季節を超えて、あなたが愛してくれた私の事を幸せにできる私になったよ。
私を幸せにするのも、不幸にするのも、全部私だ。
数え切れないほどの、ありがとう。
平井早紀より
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緊張したけれど、
たくさんの人に聴いてもらえて嬉しかったな。
平井早紀
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