ミスiDらしい。というものがあるとしたら、

私は選考中にどんどんミスiDらしくなくなっていった人間だと思う。


正直セミファイナルの終わり、ファイナルの始まりの時期、とても迷っていました。


自分の中に世の中への怒りも、憂いもない。

自分に対する嫌悪感もなければ、

手の届かない輝きへの焦燥もない。


あるのは受け入れなきゃいけない至らない自分。

世界は物質としてはひとつだが、認識としては人の数だけあるのだということ。

多くの人が平井早紀を支えてくれているという事実。




自分がどうなりたいのかわからないままもがいていた時、自分との闘いの原因は自己嫌悪でした。

 

私は人並みでない。せめて人並みにならなきゃ。

そんな劣等感との闘いであり、その劣等感の裏に見えるプライドとの闘いでした。




けれど、セミファイナルも終わるという頃見えて来たのは

私は私にしかなれず、

誰もが違う、自分という山の頂上を目指しているのだということ。


私の思っていた人並みってなんだったんだろう。

私は私という山を登っていて、この山を登る人は私だけなのに。


他の人が、岩山をピッケル片手に登っているのを見て、真似してピッケルを手に入れても、私の山はぬかるんだ泥の足場だったりする。


誰かの山から見える景色を私の山からも見えるとは限らない。




私が目指さなきゃいけないのは私の山の頂上なんだと思った時、

確かなことは私はまだ頂上にいないこと、ただそれだけでした。




いろんな人がくださるいろんな知識や道具は、いつか自分に必要になった時に自分の判断で選びとるもの。


送ってくださる声援に甘えたって私をおぶって運んでくれるわけではない。




そう気づいた時、ファイナリストとして私ができる発信は、もがく姿をありのまま晒すことではなくて、

ただ私だけのためにある頂上を目指してひたすらに登る姿を見せること。

それだけなのだと思いました。




私のハイスピードちあすとはこんな思いから自然と出来上がっていきました。

毎日のCHEERZ大量更新も初めは無理をしていたけれど、こうして自然になっていきました。




選考が終わってしまった今、これから私の頂上を目指す姿をどう見せるか、見せるべきなのか、

今また、迷っています。


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平井早紀

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