通常国会の会期末となった今日の本会議で70日の延長が決まった。辞任することを条件に内閣不信任を回避した菅総理だが、民主党内の求心力はないに等しい。そして、突然気合いの入った「再生可能エネルギー促進」は付け焼き刃もいいところだ。「再生可能エネルギー」という言葉も就任直後の所信表明ではいっさい触れず、施政方針でも一度だけおざなりの文脈で登場しただけ。副総理のときはそれまで声高に叫んでいた「政治主導」を諦めたかのように政治主導法案を放置、「雇用、雇用、雇用」と大見得を切ったかと思えば、参議院選挙では唐突に消費税に踏み込んだものの腰砕け、その後もTPPや公務員制度改革や議員定数削減、税と社会保障の一体改革など猫の目のように主要テーマを変えるが、何一つまともに仕上げたことがないのは周知の通りだ。関心の持続時間が短いというか、その場の思いつきばかりというか、やりたいことはないが総理という最高権力者のポストにだけは固執する珍しいタイプの政治家だ。

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