本日、第176臨時国会が閉会した。補正予算だけは辛うじて成立したものの、法案の成立率は30%台後半に留まり、党首討論すら開催されなかったことを考えれば、菅総理が主張した「熟議の国会」からは程遠く、極めて成果の乏しい国会であった。民主党は重要法案の審議入りを求める一方で、会期を延長して議論するという姿勢すら見せないのは明らかに自己矛盾であり、結果的に数多くの法案が来年の通常国会に積み残された。小沢元代表の強制起訴議決と全く前進しない国会招致問題、また、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の拙い対応、更には相次ぐ閣僚の失言や謝罪など、迷走に迷走を重ねて主権と国益を著しく損ない続けた国会でもあった。民主党の政権担当能力の無さには呆れるばかりだが、何としても来年は、立法府としての機能を取り戻さなければならない。

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