今回の総裁選挙で私は福田康夫候補に1票を投じた。これまでの福田氏の手堅い政治手腕、自民党内での求心力などを総合的に判断した結果だ。また、福田氏の政権公約の中に、私が経済産業部会長として主導した事業承継税制の大胆拡充などの中小企業対策が具体的に明示された点も大いに評価した。一部マスコミはことさら派閥の論理を主張したがるが、それはむしろ逆で、民意の流れを派閥も議員も敏感に感じ取ったと見るべきだ。小泉内閣以降、派閥の役割は明らかに変質している。今回の総裁選挙でも派閥の締め付けだけでは議員票は動かなかったはずだ。福田新総裁には、改革路線を堅持、経済合理性に適う地域振興策や格差是正策を着実に推進して欲しい。これから問われるのは政策の実現力であり、その結果を持って政治への信頼を回復させなければならない。
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