浪人時代には、遊佐未森さん以外にも多大な影響を受けた
素晴らしいアーティストにたくさん出遭うことができました。
遊佐さんに近いイメージのアーティストはいないかな、と探し回ったのです。
結果、特に
・ザバダック(Zabadak)
・クレヨン社
・さねよしいさ子
・谷山浩子
・東京少年
・エンヤ(Enya)
などにめぐり逢い、充実した音楽生活を営むことができました。
(もう後が無いのだから勉強せい!という感じですが)
とりわけザバダックには、遊佐さんに次いでハマり、
ほんとうにめちゃくちゃ好きになりました。
そして決心するのです。
こういう音楽をやってみたい!バンドを組んで演奏したい!と。
大学に無事入れたら、やるんだ!と。
いちおう何とか大学に入れ、
ぼくは真っ先にバンドメンバー探しに奔走するのでした。
都内の多くの大学の掲示板にメンバー募集の張り紙をして回りました。
結果、それなりにメンバーは集まってきました。
始めにボーカルの人。それからギターの人。そしてコーラス、キーボード、と
順調にバンドができる程度になってきたのです。
やる音楽は、とりあえずは遊佐未森さんのコピー。
ぼくは初心者で、ベースを担当することになりました。
しかし紆余曲折あり、初ライブはぼくがメン募を始めてから
1年半も掛かりました。
それでも楽器経験のほぼ無いぼくは練習に悪戦苦闘し、
初ライブでも下手くそなプレイを披露せざるを得ませんでした。
ライブは全部で4回やり、谷山浩子さんの曲のカバーも曲目に入れましたけど
その4度目のライブを最後にバンドは自然消滅していくのですが…
しかしタナトフォビアや心気症はあまり出てこない時期でした。
やはりバンド活動に夢中になっていたから、「ごまかす」ことができたのでしょう。
しかし、このバンド活動時代以降、またぼくは運命的なある出会いを
経験することになるのです・・・