そんなわたしも中学生、そして高校生になります。

 

思春期に突入しました。

 

正直、この時期にわたしもフツーの男の子のように「女の子」に

 

興味津々になってしまうのでした。

 

もうアタマの中は女の子のことでいっぱい。

 

好きな子も中高合わせて4人ほど出来、

 

今度はそのことで発狂しそうになるくらいになってしまいました。

 

ほんと、ここはフツーですよね 笑

 

というか間違いなくフツー以上に女の子のことばかり考えていたと思います。

 

 

でも、でも、

 

時折、身体の不調などに気付くと、途端に

 

あの「死」の悪魔がアタマをもたげるのでした。

 

これには、中高時代になっても変わらず参らされていました。

 

 

ぼくは中学受験して某国立大附属の進学校に入ったのですが、

 

勉強は小学校の時と違って「やらないと落ちぶれる」ということに気付き、

 

そこそこ励むようになりました。

 

結果、優等生的ポジションにいることはできましたが、

 

変人的性格は変わらず、相変わらず変人ぶりは発揮していました。

 

しかし高校にエスカレーター的に上がり、勉強量も増え

 

内容も難しくなり、何より超秀才たちがクラスメイトに入ってきました。

 

そこで女の子のことばかり考え、

 

死と人生の虚しさを肌でビンビンに感じていたぼくは、

 

勉強の戦意を一切逸するようになり、

 

まったく学業を放棄するようになってしまったのです。

 

実力テストで学年でビリから2番を取ったこともあります。

 

部活(弓道)のみをするために高校に通う、暗黒の時代となりました。

 

好きな女の子その①にはそっぽを向かれるようになり、

 

その②の子のことは死ぬほど好きになって告白もしましたが、もちろん撃沈。

 

何も楽しいことは無く、小学校時代と同じく

 

うつろな目をして死んだように生きる屍のような変人と相成りました。

 

 

否が応でも大学受験に突入します。

 

周りのみんなが東大(圧倒的)やら一橋やら東工大やらに進学する中、

 

ぼくは二浪までしてやっと私立K大学に入学できたという有様でした。

 

浪人中だって無気力なまま時間に流されるように死んだように生きてましたし。

 

世間ではいちおうK大も一流大扱いですが、

 

高校でさんざん負けを貫き通したぼくにはエリート意識など無く、

 

いつでも落ちこぼれた負の感情を背負っていました。