今日までで『怒涛の決算連合審査会』が終わりました!
この3日間の期間中、なぜだかワタシが議員になりたての新人の頃のコトを良く思い出していました。
政治の世界では
【新人議員の、1期4年は雑巾がけ!】
とよく言われます。これはモチロン比喩表現なので、リアルに雑巾を持って床掃除をするコトを指したモノではありません。
例えるのならば『経験を積み、勉強に勤しむ』と言ったところでしょうか?
芸の道に入門したときの下積みにも似たところがあるのかもしれません。
経験を積む、すなわち場数を踏むってのとイコールです。 たとえば「議案などの審議時に、先陣を切って真っ先に質問をする」などもその1つです。
トキには的外れなコトを聞いて恥をかいてしまおうが、まずは発言をする!そうして引き出された答弁を元に今度は、
中堅以降の議員が「かつて行政が行ってきた類似の事業についての総括や反省」等、自身の知識や経験をもとにさらに深い議論に踏み入ったり、厳しく追及したりと、より多元的に審議ができます。
これはある種のチームプレイみたいなモノですかね!しっかりと連携のとれた成熟した議会だと往々にしてあることなのかもしれません!
勉強についても、そう。
民間でどれだけ経験を積もうともひとたび議会に議席を得れば、
今までに聞いたコトもない『行政用語の大洪水!』に見舞われます。
「債務負担行為」や「繰越明許費」などのメジャーどころはモチロンのこと、「合併特例債一本算定」など、どう考えても字面だけでは理解しがたいコトバのオンパレードです。
無論、一般の方ならばともかく、
『オマエラ、忙しい俺たちのため【代わりに】しっかりと行政をチェックして、よ~く監視してくれよなっ!』
と託されたのが我々議員なのですから、これらをちゃんと理解して臨むのは当然の第一歩なワケです。 実はよくわからないケド、わかったフリをしてやり過ごす…なんてコトはできないのは当たり前ですよね!
そして、もう1つ大事なコト。
実は本会議や委員会、各種協議会でも同じなのですが、
新しく始まる新事業については、懇切丁寧に説明してくれます。…が、過年度から継続的に行われている事業等については、【議員皆さん、当然ご存知のコト】としてあらためて説明するというコトはほとんど言ってよいホドありません。
実はこれ、新人議員に対しても同様なんですね。
大小合わせて数百にものぼる各種事業を、新人だからと言ってイチから説明はしてくれないのです(当然、問われれば答えてくれます)。
市の担当職員さんがたがそこに時間を掛けてしまうと、ただでさえ忙殺されそうな日々の中で市民サービスが低下してしまいかねない。
「皆さん、知っている」というテイで進むからこそ、新人議員は自ら進んで『市のありとあらゆる事業や情報』について貪欲に学ばねばならないのです!
こちらも、知らないコトをそのままにしてしまうと「後になればなるホド、誰にも聞けなくなる」といったコトに陥りかねません。
幸いなコトにワタシに関して言えば市役所内に同級生も多く、また1コ上、2コ上の先輩など同世代の方々がたくさんいるおかげで、
終業時間後などにいろいろと教えて貰えました!新人の頃は周囲よりポツンと歳が離れていて正直苦労した面もありましたが、一方で現役世代の職員さんたちと気軽に交流できるのは大きなメリットでもありましたね!
モチロン、歳が10も20も下の職員さんでも担当部署では当然、エキスパートですからね♪ 頭を下げ教えを乞うというコトも大事です!
これらすべて(これ以外にもあるかもしれませんが)を称して『雑巾がけ』と言われるのだろうと理解しています。
ワタシが1期生の頃、こういったコトをしっかりとやってきた自負があります!誰よりも質疑してきたし、うざいホドにすべてを吸収しようと心がけてきました。
全国を見渡せば、20代、30代の議員も増えてきてますからね、彼らよりもスタートの遅い40代のワタシが即戦力になろうと思えばそれ相応の努力が当然求められてくるのは当たり前と思って勤しんでいました。
それらが積み上がっての2期目4年間は、まさに「主戦、主攻」を張れる議員の一角になれたのかな!と思っています。
それが証拠に、質疑の場でも「かつて示された当局側の見解」を引用しての議論が多くなってきました。
こうして蓄積された経験がやがて円熟し、議員それぞれが違いを見せながら、市政を前へと進めていく!そんな持続性のある議会へと成長していきたいなと、この3日間考えていましたね。
とりあえず、今は長かった『連合審査会』が終わってホッとしています!(質疑は多かったとは思えませんが…)
画像はまったく関係のない、おとちゃんの離乳食のもよう(連続写真)です。
ホントは動画もあるのですが、奥さんが嫌がるかな~??と思いやめましたw
「美味しいね、うん、美味しい、美味しい♡」
と話しかけながら、離乳食をクチに運ぶ姿を見ているとたまらなく幸せを感じます!