4月、12人
5月、13人
6月、22人
7月、15人
これ、牧之原市の今年度これまでの月別出生数です。
4月、5月と10人台が続いて青ざめていたのですが、6月で少し持ち直し「ヨシ!何とかこのまま!」と思っていたら、
7月に入り、また10人台に…。
4か月の合計が『62人』。
単純に×3にすると(つまりは12か月=1年)、『186人』。あくまでざっくりとした予測値でしかありませんが、
このままいくと200人を割ってしまいそうな勢い。
よく日本の社会保障のイメージとして
『これまでは1人の高齢者を数人が御神輿のように担いでいたが、これからは3人で1人を持ち上げる騎馬戦状態になり、いずれは1人が1人を担ぐといった肩車のようになる』
と言われています。
モチロン年金などは日本全体で支える制度ですが、地方自治体が「そのまちを維持管理するための費用」はモチロン自前で、つまり我々納税者の負担によって賄われます。
市道の維持修繕や、ごみの運搬、処理等その他諸々ですね。
そういった意味でも、ある程度バランスのとれた人口分布であるコトが望ましいと考えられます。
牧之原市では数百年から1,000年に1度程度起こると想定されるL2津波のために防潮堤を建設する計画があります。
これだって何百億も掛かる大事業ですが、今のところ国や県からの補助が入る予定はないと聞いています。
つまりはこれから「安心安全」のために、市民自らが負担をしていくモノになります。
モチロンこういった防潮堤などの整備のほかにも、人口が減れば個々にのしかかってくる分は相対的に増えると思われます。(もしくは既存の事業を無くしてしまうか?です。必要な事業であってもない袖は振れないのが悲しいかな、現実です)
そういった意味でも、市は現在「人口減少社会であるのはやむを得ないが、その下がり幅を何とか緩やかに、あるいは維持できるように!」と遮二無二なって取り組んでいます。
そうそう思うように目に見える成果が出るモノではありませんし、難しい課題ではありますが、
皆さんも是非、毎月の出生数や転出入などの人口動態をチェックしていただければと思います!