議会運営委員会にて、2日に渡り視察研修に行ってきました。

(ノートパソコンが、もはやモバイルではなくなったため 笑、研修先でブログが書けなかった分をまとめて書きます)

 

まずは1日目。

 

さ、寒いっ!

 

長野県塩尻市にて『議会改革』についての視察!

 

 

議会基本条例や議会報告会についての先進事例を学んできました。

 

やはりこういったモノをしっかりと糧にしようと思えば、現地での視察はとても大事です。

その場に赴き、直接伺わなければ理解を深めるコトのできない『気付き』『学び』というモノはありますね。

 

1つのアイデアも、実際に試行錯誤してきたからこそのメリットデメリットはあるワケで、こうしてお聞きするコトで、『あらかじめデメリットを先に把握しておける』のは非常にありがたいハナシ!

 

今回得た知見をさっそく我々の議会運営に活かしていきたいです!

 

さて『塩尻』と言えば…。

 

牧之原市に起点のある《塩の道》の終着点でもあります!

 

その昔、相良の塩田で採れた塩が、約200キロの道のりを経てここまで運ばれてきたのか~と考えると感慨もひとしお…

 

そういった意味でも良い視察になりました!

 

夜、独りぶらぶらと諏訪高島城へ。

 

 

かつては『諏訪の浮城』という異名で呼ばれていたらしいですが、諏訪湖の干拓により水城とはちょっと言い難い感じ…。

 

お城のお堀には薄く氷が張ってました。

 

うん、やはり寒い(苦笑)

 

風は全くないんだけど、カラダの芯が冷えびえするね…

 

静岡の有り難みがよくわかる!

 

 

そして2日目。

 

ショーーーック!ショック、まじショック!(良い意味でね!)

 

『長野県宮田村議会の視察』にて。

 

「議会改革と議員のなり手不足解消へ」その取り組み内容をお聴きし、「後頭部を鈍器でガツンと殴られたような」衝撃、ショックを受けました!

 

 

《最年少議員にして議長》である天野 早人議長(なんと41歳!)は、そのご説明の中で

 

『ウチは突飛なコトは何もやってません」と仰っておられましたが、いやいや!

 

1つひとつが本当に凄い!

 

例えば「議員の仕事が見えない」という声に対し、じゃあ!ってコトで【議員活動の記録表】を個々の議員それぞれに提出して貰い、集計をされたそう。

 

これって本当に凄いんです(←2回目)

 

何がって、少し補足しますとですね、議員の仕事(活動)を大きく区分すると

 

【公務】ってのと、あともう1つ【政務】とに分かれます。

 

【公務】ってのは本会議や協議会等の各種会議や研修、現地視察とかで、所属する委員会や役職により若干の違いはあれど、その活動量(活動時間)にそれほど大きな差異はありません。(議長・副議長となると飛躍的に忙しいです!)

 

ですが【政務】になると、話は別。

 

実際に政務と呼ばれる活動は多岐に渡り、その線引きが難しいというのもありますが、『一般質問もしない、通告質疑もしない』議員なんかは《議案研究や調査》の時間はほぼゼロに等しいでしょうし、

 

個々の議員が特にチカラを入れているであろう、子育て支援や高齢者福祉、教育問題、災害対策、公共交通網の整備検討などなど「自分なりのイシュー」がない人は、それについて学ぶ時間もあまりないのかもしれません。

 

あと、住民からの相談事とかね…(口利き行為をしてくれ!という相談に乗るのは違いますよ!それは議員の仕事ではありませんっ!!)

 

つまり何が言いたいかと言うと…。

 

【政務】の活動量って、本当に議員それぞれ!

 

ぶっちゃけ、サボろうと思えばサボれるし、逆に物理的限界まで時間・労力その全てを費やすコトもまた可能なんです!!

 

(そういった意味で『政務活動費』を支給していない我が市議会は、「悪い意味」で政務をしない、或いはできない〈逃げ道や言い訳、口実〉があるとも言えますね)

 

その「議員活動」の量を、公務のみならず政務まで各議員ごとに調査をしたのが宮田村議会さんなんです。

 

これ、普通はどの議会も嫌がるし、議員から反発が出ます…。

 

だって、「他の議員さんとの客観的比較」をされるというコトですからね。

 

サボってるか?熱心か?が分かっちゃうなんて、そりゃ反対もするでしょう!

 

ですがそれを敢えてやった、それが凄い(←3回目)

 

さすがに、議員個々の数字はオモテには出せないそうですが(この辺りの話を聞けるのも視察ならでは!)、集計の結果、議員1人当たりの活動量が時間ベースで比較しても、全国平均よりも多いというコトがわかり「議会のしおり」にもそのコトがしっかりと明記されておりました!

 

「議員の仕事が見えない」という村民からの声に、しっかりと事実・数値を提示し「見える化」をされているのですね。

 

ご説明いただいた議長・副議長同士のやり取りを見ても、議会内の「チームワークの良さ」や「議会の質向上に向けた覚悟」が感じられました!

 

それもこれも、「平均年齢57.8歳(県議選に出られた方がいらっしゃるので、現在は少し上がったそう)」という長野県内で一番若い議会であるコトと無縁ではないでしょうね!


 

ウチも頑張んなきゃ!

 

モチロン「なり手不足解消」も、ね♪