お友だちから「やってるよ♪」と教えていただき、『白井公民館まつり』をちょっこし観にいってきました!

 

 

 

 

この日曜も先週同様、イベント盛りだくさんDAY!!

 

勝間田小学校では『牧之原の城』と題し、静岡が誇るスーパー真打(昇進時は超ごぼう抜きでした)にして城郭研究家、春風亭昇太師匠も参加されたトークショーがあったのですが、

 

ワタシはかねてからチケットを購入していた『LA VITAリサイタル』へと伺いました♪

 

 

はい、モチロンお城も大・大好きなんですが(小さい頃はお城のプラ模型をいくつも作ったホドです!)、知る人ぞ知る大のオペラファンでもありますからね♡

 

しかもヴォルフガング.A.モーツァルトの『コジ・ファン・トゥッテ』の三重唱がありますから、行かないワケにはまいりません♪(というかワタシが学生の頃は「コジ」と発音するよりも「コシ」の方がメジャーだったのに、最近は「コジ」表記が多いですね)

 

 

 

これがまた面白い構成でした!あらかじめ会場に用意されていたスクリーンにはプロジェクタで「日本語訳の歌詞(字幕)」が出るんですが、それだけでは物語の全容はイマイチわかりにくい・・・。

 

そこでMCの 鈴木 アル 義弘 さんが劇の背景などを説明してくれるので、お客さんもすんなりとそのシーンに入っていけるんですね。これはオペラの敷居をグッと低くして、誰もが楽しめるようになる素敵な手法だと思いました!

 

例えば

 

『ワタシはアルフォンソという哲学者なんだが、劇作家のダ・ポンテに酒場でとあるハナシをしたら、あの男、ワタシにはギャラを全く払いもせずにその話を脚本にし、ヴォルフガング=アマデウス=モーツアルト、あのモーツァルトとか言う小男にオペラを書かせやがった!(笑) それがこれからお見せする「コジ・ファン・トゥッテ」だ。モーツアルトはダ・ポンテの台本で3本のオペラを書いて・・・』

 

とレクチャーをし、次のシーンがどういう場面なのか? どういった意味合いを持っているのか?を面白おかしく前フリをしてくださるのですね!

 

ちなみにミドルネーム(??)のアマデウスとは「神に愛されし者」という意味です。そして小男と呼ばれたモーツァルトの身長は163cmくらいだったと言われています。ワタシとそんなに変わらない・・・(笑)

 

他にもロッシーニや「オペラ王」ヴェルディなんかの重唱もあって本当に楽しめました!

 

そして極めつけは・・・。

 

豊かな歌声を披露してくださったバリトンの 齋藤 大輝 さんの書いたオリジナル!「童謡オペラ どんぐりころころ」です!!

 

あのお馴染みの童謡の世界観、ストーリーを、原曲部分はそのままに追加で曲を加筆したオマージュ作品!

 

これが本当にステキでした!子どもたちが聴けばオペラ、声楽に興味を持つ良いキッカケになるハズです!!

 

最近では、中学生さんでさえ「将来なくなる仕事、職業」のハナシをされているぐらい、時代は急速な技術革新を遂げておりますが、人類が滅亡しない限りどんなコトがあっても消えるコトがないのが「芸術の火」です。

 

生のアートに触れるコトで、芸術家を目指す子が増えてくれるのだとしたら、個人的にそれは非常に喜ばしいコトです♪

 

また御前崎市の方で、アルさんからも「地元の声楽家として大いに応援していただきたい!」と賞賛された 石原 久章 さんもとても伸びやかなテノールを聴かせてくださいました!

 

第2部は「昭和のフォークソング」を中心とした歌謡ステージ。

お馴染みの曲ばかりで皆さんとともに、ワタシも口ずさみつつ楽しみました!

 

アンコールを含め全15曲。本当にバラエティとボリューム溢れるリサイタルでしたが、全編を通じお一人で伴奏を務められた静岡市出身のピアニスト小澤 実々子 さんも、時に叙情的にそして曲に合わせパワフルに、その魅力を存分に発揮してくださいました♡

 

 

冒頭述べたように今回、前売り券を購入しお邪魔したのですが、このクオリティと量は本当にお得でした♪(会場は総合センター「い~ら」だったのですが、わざわざ浜松や静岡まで行かずとも牧之原で楽しめるというのも良い点ですよね)

 

来年3月には御前崎市で第2弾も企画されているようですよ!