『図書館協議会』の傍聴。
基本計画(案)について募集していた「パブリックコメント」に関して、各委員から意見が出ていました。
興味深い案件ばかりで色々と書きたいコトもあるのですが、
ここではあえて、何件かパブリックコメントが寄せられていた「漫画」について、ワタシなりの持論を述べさせていただきます。
実はワタシ、雑学に関しては「ちょいとばかし」自信があって、クイズ番組とかを見ていても正答率が高かったりするので大好きなんですが(笑)、
それは何も活字メインの「書籍」によってのみ、知識を得てきたワケではないんですね。いわゆる「漫画」からも多大なる学びを得てきました。
ゴリゴリの文系で、もちろん「中学受験」なんて全く縁のないワタシ、「高等数学!? ナニそれおいしいの??」な人間が
《フィボナッチ数列》
を覚えたのは「BANANAFISH」と言う漫画からですし、漢の高祖劉邦と四面楚歌の語源にもなった項羽との戦いなどは「赤龍王」という漫画で知りました。
おねだりして親に買ってもらった全15巻の「まんが日本の歴史」なんかは、それこそ穴のあくホドに何度も何度も繰り返し読んで、のちに大の歴史好きとなったキッカケでもありますね。
だからこそ、図書館に漫画を置くコトを直ちに否定はしません!
前述のように、飽くなき知識欲を満たし続けるための「ポータル(入り口)」としては最適な場合も多いと思います。
また「国会図書館」には、通常刊行されている、およそ全ての出版物が蔵書されており、その中には漫画も当然ように含まれていると聴いたコトがあります!
国会図書館は当然、国会議員もよく利用されているハズ・・・(ですよね!? 利用してますよね??)
漫画やエンターテイメント本なども「人の営み、巷の風俗(衣・食・住や行事など、社会集団の生活のコトね)」を知る上で大事な資料という位置づけなんでしょうね。
そういった意味でも、牧之原市立図書館に「漫画」が全然あっても良いと思います!・・・ですが残念ながらスペースには限りがあるために優先度は低めかなぁ。。。
なので置くとしても、よくよく吟味する必要はあると思います。
ただ「メチャクチャかしこまった」高尚な漫画のみに限らなくてもいいかな~と。
例えば先ごろも話題にした相良油田が出てくる「Dr.STONE」なんかは、個人的には「むしろ積極的に置いて」欲しいと思いますし、
郷土の偉人、田沼意次侯を好意的に描いている漫画「風雲児たち」なんかも置く価値アリですよね!
まぁ上記はあくまでも個人的な意見なんですケド、こうやって市民皆さん方による「自分たちで想い描いていく図書館」が理想的だなと。
しっかりとしたビジョンを感じるコトのできる「図書館行政」を望んでおります!