昔話・・・というかネタバラシ!
その昔、ワタシが20代の頃。一時期、仕事もプライベートも順風満帆、というかめちゃくちゃバカヅキな時がありました!!
何をやっても上手くいく、ミスをしたって結果オーライ♪ 全てが万事良いように作用する・・・そんな時期がワタシにもあったんですね(笑)
そこでふと思ったんです。日々いくつもの選択肢をチョイスして生きている中で、もし逆を選んでたらどうなってたんだろう・・・。「イケイケドンドン」で進めていた仕事も、一歩間違えてたら大きな失敗をしてた、なんて後から振り返ってみたら、身震いしちゃうようなコトもしばしば。
うん、これはマズイ。「今は山勘や直感に頼って何とか正解を選べてるケド、根拠もなく選択していたらいずれ間違う」と。
自分の中に「確固たる根拠」となる指針が欲しい!と思いました。
今ハヤリの言葉でいえば《メンター》みたいなもんですね。
そこであっ、そうだ!と思いついたのが【孫子】です。何てったって40年50年どころじゃない、数千年余に渡るベストセラーです(笑)
モチロン、原文(漢文)や「読み下し文」を読んだって仕方ありません!ましてやワタシは兵法者じゃありませんからねw
いわゆる「解説本」というヤツを、それこそ何冊も読み漁りました!自分にとってしっくりくるモノもあれば、どーしようもなく価値のない本もありましたが、おおむねエッセンスは掴めた感じです。
結局は「経験則」や「統計学的」な部分もありますから、当然全てにおいて丸く収まるばかりではありませんでしたが、
それ以降は、「行き当たりばったーの出たとこ勝負」と言ったような、無根拠に行動を起こすというコトは少なくなったように思います。
シャア・アズナブルが言うところの
『戦いとは、常に二手三手先を読んで行うものだ。』
ってヤツですね!
あっ、くじ引きとかはモチロン山勘ですよ(笑)
ちなみにここのところの、お気に入りの孫子解説本がコチラ。
『小さな会社こそが勝ち続ける孫子の兵法経営戦略』
です。「強い会社をつくる69のポイント」という副題が付いており、具体的でわかりやすい!
別にワタシ、経営者じゃないんですケドね(苦笑)
この本の良いところと言えば、たとえば講師を招いての「自己啓発セミナー」は、凄く為になるのに「自己啓発本」となると何となく『出し惜しみしてる感』ってあるじゃないですか!
そりゃ著者も、全部ぶちまけちゃったら次の本が出せなくなるから、仕方ないんですケド・・・。
でも、この「孫子の兵法経営戦略」は、出し惜しみ感がなくて素敵なんです♡
もうかれこれ何回読んだかわからないくらいの「スルメ本」♪ 別にワタシ、政治家であって経営者じゃないんですケドね(2回目)
さて写真にあるもう1冊は、昨年末に出たばかりの新刊本。
『吉田松陰「孫子評註」を読む』
です。孫子本が出たらとりあえず手に取ってみる。それが「吉田松陰」というワードとくっついてたら、そりゃ買っちゃいますよねぇ~(笑)
時間がなくてまだ全部読みきれてないんですケド。
とにもかくにも武田徳栄軒信玄、曹操孟徳、そしてナポレオン・ボナパルト・・・といった錚々たる先人たちが参考にしてきた本です。リーダーたらんとする人が読んでないと聴くと、凄くもったいないなぁ~と思います。