JAハイナンさんで行われた『荒茶共販委員会全体研修会』で、ブレケル・オスカルさんが講演するよ♪とご連絡いただき拝聴してきました!

 

 

北欧はスウェーデンから来た「青い目の日本茶の伝道師」ブレケル・オスカルさんは、

 

高校時代に衝撃的な出会いをした「お茶」に魅せられ、ついには来日! また彼の端正な口元から出てくる日本語はとても流暢で、ネイティブと言われても微塵にも疑わないくらい「カタコト感」がなく自然で語彙も豊富!(もちろん助詞の間違いもただの一度もありませんでした!! 簡単に書きましたがこれにはホント驚愕です!)

 


(氏のオフィシャルHPより)

 

今やTVや雑誌などのメディアにまで活躍の場を広げていますが、現在は『日本茶輸出促進協議会』のメンバーとして活動しておられます。先ごろは《僕が恋した日本茶のコト》という初著書を上梓されました。

 


 

かねてより茶処牧之原市とも縁のあるブレケルさんの講演は、本当に興味深く、参考になるコトばかり!

 

特に「日本茶を海外に売り出すためのウィークポイント」などの考察も非常に適切。

 

例えば

・水質に影響されやすい(繊細な日本茶は硬水には馴染みにくい。普段は手に入れ易いボルビックを使用してお茶を淹れるコトもあるが、できるだけ現地の水を使わなければ、と意識している)

・独特なうま味、渋み(味に不慣れな場合、美味しいと理解を得られるのには時間と機会が掛かる。つまりは一目惚れしにくいというコト。ちなみにブレケルさんは「うま味」を英訳などせずに、そのまま「UMAMI」と伝えているそうです)

 

などなど。

 

その他にも残留農薬やフレーバー煎茶についての海外事情にも触れられました。

 

日本茶を受け入れ易いヒトは、旅行をする人(順応性が高い)と富裕層といったお話もナルホド!と思いましたね♪

 

講演の最後には質疑応答の時間もあったのですが、ここはグッと我慢・・・(笑)

 

心の中では「北米のマーケットは魅力的ですが、実際問題EUと北アメリカではどちらに需要の伸びしろがありますか??」とか

 

「EUの農薬残留基準は各国ごとに厳密に定められ、輸出の高いハードルとなっています。まずは1国に絞り、基準をパスできる輸出向けの製品展開もありだと思いますが、どこの国が適当だと思いますか??」とか

 

「大の親日国トルコでの日本茶のニーズは??」など、聞きたいコトは山ホドありましたが、ワタシはJAさんの会員ではないので差し控えました。

 

次回、お目に掛かる機会があったら是非とも伺いたいと思います!!

 

いままで私の中の「スウェディッシュ・ヒーロー」と言えば、大好きなギタリストのイングヴェイ・J・マルムスティーンと、元FCバルセロナのFWヘンリク・ラーションの2名でしたが、

 

新たなヒーローとして、誰よりも日本茶を愛する男「ブレケル・オスカル」さんの名がワタシの胸にしっかりと刻まれた1日でした!