岩手県紫波町での視察研修2日目!

 

今日は本視察のド本命!【オガールプロジェクト】について。

 

 

オガールとは【成長】を意味する紫波町の方言【おがる】+【駅】を意味するフランス語【Gare】(ガール)という2つの言葉を組み合わせた造語。

東北本線、紫波中央駅前の10.7haの未利用町有地(28.5億円で購入)を『公民連携計画』に基づき、第3セクターに建設、所有、運営そして資金調達までを任せ公有地の価値を最大限まで高めつつ活用するのがこの【オガールプロジェクト】!!

第3セクターとして平成21年に「オガール紫波株式会社」を設立。

 

・《民間に任せる覚悟》をもった行政(紫波町)が、デューデリジェンス(説明責任)を果たす。

 

・官(行政)の代理人として《公の意識》を持った民間が、稼ぐインフラを整備、管理する。

 

この両者を結び付けているものは『契約によるガバナンス(統治)』、丸投げをしないという責任感です!

 

ここまで書いてきたコトだけを見ても、いかに先進的かご理解いただけるでしょうか??

町が本気になって【稼ぐ】コトを意識しているのです!その為の手段として、稼ぐという経験値のない行政マンではなく「餅は餅屋」よろしく民間に任せるという判断、決断。

 

そして「公の代わりに稼ぐ」コトを約束した民間が、全力で稼ぎまくります!!

例えばハコを作ると同時にコトも作る! バレーボール専用体育館というニッチでピンポイントな需要のインフラ建設をするのと同時に、プロ選手によるレッスンを開設!

さすれば当然、自ずと利用率が上がるといった算段です。ここには「作ったはいいが、思ったホド需要が伸びなかった」といった捕らぬ狸の皮算用は一切ありません!

 

 

常勝の兵法家の如く、全ては必然。まさしく民間のチカラが大いに発揮された好例ですね♪

 

他にも地場産品の直売所(マルシェ)や、歯医者や眼科、ホテルにカフェ、居酒屋や学習塾、また県サッカー協会本部を移転せしめ作られた「フットボールセンター(県内初の人工芝グラウンド)」に町民の悲願であった「図書館」(←受賞歴あり!)など、エリア全体の価値を高めるコトに成功!

人口わずか3万3000人余でありながら、隣接する大都市のベッドタウンとして交流人口94万人としています。

 

まさに全国から注目され、また羨ましがられている今日本で一番ホットな町なんですね♪

 

これもひとえに『ある1人の信念を持った政治家による決断』が産みだした奇跡、夢が結実した姿なのです!!

 

10年後、20年後に繋がる現在(いま)を作っているのは、いつだって我々です…

 

今回の視察をまんまパクったトコロで結果には結びつかないとは思いますが、その志は大いに学ぶべきですね!!

 

あと1つ。ワタシ的には今回はからずも議員全員による「図書館視察」ができたコトも大きな収穫でした!

 

 

なんてったって年間来館者数が20万人になんなんとする素晴らしい図書館ですからね…!

その良さを議員皆さんと共有できたコトは『わが市にとっても悲願である図書館建設』への大きな後押しになりますよね♡(あっ、余談ですが「バンドスコア」があれほどまでに充実した図書館もなかなかないと思います。)