日本時間の明後日(1/21)、現地時間1月20日正午、ステイツ(合衆国)の大統領就任式があります。ちなみに就任式は翌年1月20日と憲法で決まっているようですね・・・。

 

まるでエンターテイメントムービーから飛び出してきたかのような過激で破天荒な新大統領が世界にもたらすモノ、その評価は後世の歴史家たちの論を待たねばなりませんが、

 

世界は今、大きな転機を迎えるような気が個人的にはしています・・・。

 

そんな今日、中学31HRでの読み聞かせに選んだのは、

 

「ワンドロップルール(血が一滴でも入っていれば黒人)」などという本当に超くだらないルールで、米憲政初のカラード大統領と呼ばれている「ミスター・プレジデント」バラク・オバマ大統領が《Hiroshima》で行った演説を、

 

TVでお馴染みの有名ジャーナリスト池上彰さんが翻訳した

 

『きみに聞いてほしい~広島に来た大統領』

 

です。

 

 

アメリカでは未だ核の投下を「正義の遂行のため必要だった、やむを得なかった」との論評が大多数を占めています。

 

そういった中、バラクが米国内での批判をかえりみず行った演説。今となれば覚悟と意思を伴った歴史的名演説だった・・・と言ってもいいのではないでしょうか。。。

 

この絵本の巻末には『バラク・オバマ大統領 広島演説原文』として、彼が語った一字一句が漏れなく英語の原文のまま掲載されています。

 

ワタシはもちろん日本語を世界一優れた、もっとも美しい言語のひとつだと信じて疑っていませんが、

 

この『原文』がたまらなく、いいんです・・・

 

 

はっきり言って英語は苦手なワタシです。文法もそっちのけでたどたどしくなぞっているだけなんですが、すごく伝わってくるのです!

 

ネアンデルタール人は、我々ホモ=サピエンスよりも巨大な脳を持っていましたが、言語を使用しなかったため淘汰されたとのだと何かの本で読んだことがあります。

 

バラク・オバマが何を為したのか・・・それはワタシにはわかりません。

 

ただ彼が核兵器廃絶へ向け、あらん限りの言葉を尽くして、世界へ訴えかけたこの演説は評価してもいいと思います。