今日は皆さんに、心に留めおいて欲しい言葉をぜひともご紹介させてください!とりあえずそれはのちほど。

 

その前に今日の話題をば。

本日は師走と言うのに心地よいくらいの陽気の中(絶好の訓練日和??)、『牧之原市地域防災訓練』が行われました!明日以降に総参加人数がわかると思いますが、天気の良さも手伝って、かなりのかたが参加してくださったのではないか??と感じております♪

 

 

で、ここで特記すべきコトが1つ!

昨年に引き続き、自衛隊板妻駐屯地の第34普通科連隊(第1中隊)が訓練に駆けつけてくださり、今年も合同で訓練ができたコト!

 

ワタシ、いまサラッ~と書きました・・・。皆さんも『へぇ~』ぐらいの感想かもしれません。

でもコレって本当にスゴイことで、実は裏にはココで書けるコト、書けないコトさまざまドラマがあったのです!!

 

 

昨年は牧之原市誕生10周年というコトで記念事業『総合防災訓練』と銘打ち、大々的に自衛隊と合同訓練を行いました。

 

第34連隊は静岡県全域を隊区とする【災害派遣】部隊だそうで、まさに大規模災害が懸念される県にとってはなくてはならない連隊です。

 

その災害派遣のスペシャリストが、炊事車や偵察用バイク展示などなど、はてはヘリコプターのタッチ&ゴーまで込みの、文字通りフルセットで参加してくださり10周年記念にふさわしい実利のある有意義な訓練ができたのが昨年のコト・・・。

 

モチロン、こういった実践型訓練をしたいのはどこの自治体でも一緒。当然、引く手あまたです!

 

せっかく実施するのですから、それらの合同訓練を可能な限り大勢のかたに見ていただき有事の際の理解と協力を促したいトコロでしたが、同時刻に各地域ごと避難訓練をしていた関係上、当然のことながら見学をしていただける方はどうしても限られてしまったのも確かでした。

 

そこで2年連続はさすがに無理なお願いかもしれないケド、せめて『炊事車による炊き出し訓練だけでも!』と市が打診をしたトコロ、

 

昨年の訓練の成果、および牧之原市との連携が強化された実績を鑑みて『あの牧之原市さんからの要請であれば!!』と再度フルセット(ほぼ)での参加が実現!!(役職名は申し上げられませんが、準備のために前泊してくださった方も!)

 

小堤山公園での炊事訓練と車両および活動報告展示、総合グラウンドにて傷病者等搬送訓練や救護所運営訓練など大勢の市民の皆さんが参加し、あるいは見学してくださいました!!

 

 

前述のようにこの地域は、昔から大地震が来る来るといわれている土地・・・、とりわけ牧之原市は県の試算でも大きな被害が想定されているトコロです。

 

そういった街のコトを、災害派遣のエキスパート部隊がこのような手厚い対応をしてくれたコトが本当に嬉しくて頼もしくて、また心強く思いました。

 

公園でお逢いした自治会役員のかたからも「えーの連れてきてくれてありがとう!ホント良かったわ!!」と言っていただけました。(まぁワタシが呼んだワケではないんですケドね 苦笑)

 

でもホント合同訓練の意義を大勢のかたに理解していただけたのが何よりの成果ですね♪

 

さぁ、こっからが本題。

 

ここまでお話してきて、それでも自衛隊という組織にアレルギーをお持ちの方がいらっしゃるコトはワタシも重々承知しております・・・。

 

モチロン彼らが所持している銃火器は、警官が携行している治安維持を目的としたモノとは意味合いが違うコトも充分理解しています。

 

ワタシも当然皆さんと一緒で、戦争を忌み嫌い心の底から憎んでいるモノの1人です。当たり前です!

戦争を正当化できる理由なんて、ただの1ミリも存在しないとも思っています。

 

お知り合いの大・大・大先輩は観艦式を見にいかれるホド自衛隊に興味と理解をお持ちなのにも関わらず、当然のことながら「戦争なんて絶対ダメ!! あ~ダメ!! 国際貢献??せんでもええ!日本はヨソに出かけてったらアカンのじゃって!」とおっしゃっています。

 

よく政治家は「右手で握手して、もう一方の手では殴ってる」のが外交だといいます。

 

「挙げた手は下ろすしかなくなる」のは当たり前。だから外交も国防も、最後まで「手をふり挙げないコト」が大事!(個人的には交付金の運び屋ばかりじゃなく、外交に強い、あるいは経済に強い国会議員がもっともっと増えて欲しいな・・・と常に思っております。)

 

ですが昨今の関連法改正で、不安に感じている方も多いのかもしれません。

 

この国では専守防衛のための「必要最小限度の実力」という、いわば『ふり挙げちゃあいけない手』を【シビリアンコントロール(文民統制)】するコトが決められています。

 

文民統制とは国民に選ばれた政治家が軍隊・自衛隊を統率するというコト。わかりやすくいうと政治が軍事より優先されるよ!というコト。民主国家にとって大事な原則です。

 

そしてもう1つ、コントロールという語句を持つ言葉についてお話させてください。これが今日、覚えていただきたいコトバ

 

【レイマンコントロール】

 

です。

 

全て政治家や行政官に委ねてしまうのではなく、一般市民にも意思決定および指揮を担わせること。

 

政治家や専門家に任せきりにして偏りが生じるのならば、それを防ごうという考え方です。

 

憲法によって担保されているシビリアンコントロールとは違って、実のところレイマンコントロールの考え方が導入されているのは教育委員会制度くらいなのですが、

 

これに似たようなコトならできます。いわゆる世論です!

 

政治に対し不信感がつのるのは、政治家と市民、県民、国民との考え方が掛け離れているから・・・。

 

市民は「子どもがイチバン大事」と思っているのに、政治家が「保育、教育はカネにも票にもならん!」って思ってるのがいい例。ウチの街は幸い「0」だけど、都会とかホンキで待機児童をなくすつもりがあるのか??って思っちゃう。

 

政治のやってるコトが皆さんの想いと違うなら、レイマンコントロールよろしく住民の意思決定ならぬ意思表明をしましょうよ!声を上げませんか!?

 

世論にはチカラがあります。そして選挙はとても大事です。

 

 

「でも結局は軍隊でしょ」というアレルギーは理解できますが、各地で起こった災害派遣に尽力される自衛隊の皆さんのご労苦を思えば

 

【平和な世の中を願うという国民の意思決定】

 

を政治にこそ突きつけるべきで、未曾有の災害に立ち向かい、短時間に2万になんなんとする人の命を救える世界で唯一の組織、自衛隊を頭ごなしに否定して欲しくないなと訓練をみて思うのです。