よもや『流行語大賞』グランプリになるとは思いませんが、

本年度ノミネートぐらいはされそうな新語に【ナレ死】というのがあります!

 

出典はNHK大河ドラマ「真田丸」で、織田信長や明智光秀、本多忠勝などの有名武将の死が「ナレーション」(←生活情報番組『あさイチ』の有働由美子アナ)のみで語られ、その最後の描写がないコトを差す言葉です!

 

これはある種の脚本的手法で、主人公(真田信繁)を含む真田一族関連の者がその場にいない(目撃していない)事件は、たとえ歴史上の大きなターニングポイントであっても映像化しないコトで、主観的に物語を進める方法。

 

視聴者も主人公も、等しく伝聞でのみ本能寺の変を知るコトになるんですね。(炎と鎧のイメージショットとナレーションのみでしたw)

 

ワタシの好きな小説家、北方謙三さんは今でこそ『歴史小説』を多く執筆していますが、そのキャリアの出発は『ハードボイルドもの』の成功でした。

 

彼いわく「ハードボイルド小説は一人称だ!一人称で書くんだぞ!」だそうで(笑)、一人称を用いるコトで、時に己が心情を赤裸々に吐露させたり、主観的な視点を際立たせたりと物語にダイナミズムをもたらすコトができるのです。

 

「真田丸」の脚本をされている三谷幸喜さんも、こういった効果を狙ってる??と推測され、この『目撃していないものは描写しないコト』はトコトンまで徹底されており、かの天下分け目の大合戦「関ヶ原の戦い」ですらも、藤井隆 演じる佐助からの報告(これもある種のナレ死w)で、わずか一分(正確には40秒)で終わった『超高速関ヶ原』として話題になりました!

 

この大河ドラマ史上最短の「一分関ヶ原」における『真田家の蚊帳の外』感は、実際に当時、合戦に参加していないモノは皆、多かれ少なかれそういった感覚だったんだろうな~と、むしろ唸らされる演出にも思えます!

 

で!!

 

そういった【ナレ死】により温存した予算を、ここぞとばかりにつぎ込みスケールの大きなロケで描かれているのが今、真っ只中の『大坂冬の陣』!!

 

 

今までの大河の中でもイチバン丁寧に、緻密に、豪華に映像化されているんじゃないでしょうか??

 

モチロン大坂の陣だって歴史上の大事件ですから、当たり前と言えば当たり前ですが、例えば三英傑(信長、秀吉、家康)が主人公だと、他にも山場があり過ぎるホド山盛りあるので、あまり1つの部分に傾注できないのが正直なトコロですよね・・・。

 

 

滝田栄さんが演じた『徳川家康』(著:山岡荘八)なんて、本来1年で収まりっこないんですよ、だって文庫本で26巻ですもん(笑)

 

今作で55作目となる大河ドラマ、さすがに大物が一巡してしまい、今では○○の嫁とか妹を引っ張り出してこないといけない状態ですが(苦笑)、かえって細かい部分がフォーカスされて歴史オタなワタシとしては大歓迎だったりします♪ 『軍師勘兵衛』の荒木村重とか、他のドラマだと、せいぜいチラッと写る程度のモブ(脇役)でしかないですモンね~。重要な武将なのに!

 

でも逆に、今の子どもたちが織田信長とかの「歴史上の超有名人」が主役の大河が見れないのも、ちょっと可哀想な気も・・・。

 

大人のための大河か・・・。子どものための大河か・・・。

 

とは言いつつも、ワタシにとって印象的なのは『おんな太閤記』の秀吉(西田敏行)だったり、役所広司 演じる信長だったりと結局、脇で出てる三英傑なんですケドね(笑)

 

いずれにせよ日曜夜8時は、家族みんなで大河ドラマを観る!これからも、そんな家庭が多いといいな♡と思います。

 

今日は『三年おはなし会』の見学。


夜は『学校・地域防災会議』の傍聴。

 

昼は、子どもたちの「心を育てる」
夜は、子どもたちの「安全を守る」

 

そんな1日でした。 

 

おはなし会では、ホント始まる直前になって

 

「大型絵本『つきよのくじら』を読む前に、お月様にちなんで『スーパームーンについて説明』してください♪」

 

と急に振られましたが、しっかりとアドリブで喋り倒してきました(笑) 

 

説明しながらドラゴンボールの超サイヤ人まで引き合いに出したトキには、自分でも「どう着地するの?このハナシ(汗)」と思いましたが、なんとかまとめて次に繋げれたような気がしますw

 

それにしても・・・

 

 

今宵の月、デカイッ! デカすぎる!!