6月5日。既報のとおり『牧之原グリーンティカップ』が成功裡のウチに幕を閉じた♪♪あの日は、

同時に母の4回目の命日でもありました・・・

どうしてもしんみりしてしまいがちな話ですし、お祭りムードに水を差したくなかったので今日まで話題にしなかったのですが、

この6月5日は毎年、自分の今の仕事に対して向き合う日でもあります。

こんなコトを書いてしまうと或いは、日頃応援してくださっている方々をがっかりさせてしまうのかもしれませんが、母がまだ生きていたとしたらワタシはまだこの道に進んでいなかったと思います。

心配や気苦労を掛けるコトも多くなるでしょうし、何より『政治家なんて身内に居ないほうが良い』に決まってますからね(苦笑)

あれ??自分で自分の首絞めてますか??婚期が音を立てて、さらに遠のいていった気がしますw

でもね・・・やっぱりワタシ、この仕事ができて幸せなんです。そりゃシンドイ瞬間がないワケじゃありません。知らずしらずのウチにストレスも溜まっているのかもしれない。そういえばお医者さんにこの年齢では意外と珍しいと言われた帯状疱疹を患ったりもしましたね・・・あれも今思えばストレスだったのかも??

かつての上げ潮な景気動向だった頃ならいざ知らず、今は日本全体が閉塞感に覆われて課題が山積みですからね・・・いわんや我が街においてをや。決して楽ではないですが、それでもこの職責についてから毎日ホント充実しています。

この歳まで、色々な仕事を経験してきました・・・

吉田拓郎さんの歌で、ワタシが敬愛する氷室京介さん(←またかよw)もカバーしている

『たどり着いたらいつも雨ふり』

という名曲があります。

その歌詞の中に「やっとこれでオイラの旅も 終わったのかと思ったら いつものコトではあるけれど ああここもやっぱり土砂降りさ」という一節があります。

今まで、職に就き一生懸命働いていても内心いつもこんな風に考えていた気がします。
「これはオレが本当にやりたいコトなのか??自分にあった道なのか??身命を賭して働けるのか??」と。

いやいや働くってコトはそういうことだ。疑問を持たずに黙々と。。。

父もそうだった、母もそう。愚直は美徳、向き不向きは二の次、ましてや夢なんて・・・
真面目にさえ働いていれば世間様はそうそう悪いようにはしない・・・

そう思って過ごしてきました。

でも4年前の6月5日。自分にとって自分以上に大事な人がこの世を去ったあの日に、ぽっかりと空いた『心の置き場』を探し始めたんですね。

そして今こうして皆さんのお力添えを得て、遣り甲斐のある、すごく充実した日々を過ごしています!

ワタシがたどり着いたこの仕事は、決して「雨ふり」ではないようです!これ以上の幸せってないですよね・・・

向いているかどうかは正直わかりません・・・。動物占いで『尽くす猿』なワタシは決して適職というワケではないみたいです。

ただ生意気かもしれませんが、全く素養がないとも思わないです。幼い頃からとにかく本が好きで読み漁ってきたコトは確実に血肉になっていますし、雑学全般に興味があって瑣末なことにも知識があるのも意外と色々な場面で役に立っています。

元来の目立ちたがり屋なため人前を苦にしませんし、若い頃から口だけは達者で(苦笑)能弁なパフォーマンスとかの役割が回ってくることも多かったですしね。

記憶力も割りといいほうで、日々多くの情報を咀嚼し理解しなければならないこの仕事では有用みたいですし、あとは「1ペーパーと5分ないしは10分程度の説明」でしっかりと本質を見抜く洞察力なんかももう少し高めていきたいな!なんて考えています。(この能力は「議員の瞬発力」みたいなモノで、ワタシ個人としてはかなり重要視しています) 

こんなカンジで、今まで生きてきて経験してきたコトは決して無駄になっていないなぁ~としみじみ感じてたりします。まわり道してきたようで、実は必要な道程だったのかなぁ~と。

現場仕事も多かったので、そのあたりの視点を取り入れられるコトもメリットですよね。コツコツ作業もお手の物です♪

一方で、清濁併せ持つとか、合理性を追求し切り捨てるべきは切り捨てるとかいう部分においては、まだまだ政治家として弱いトコロがあるのかな・・・

あとほかにも現職の議員をやっていると、他の地域で行われる選挙の応援とかに呼ばれるコトも多いのですが、あまり良く知らない人だったりとか「あれあれ??このヒトの考え方ってどうなん??」という方でもちょっとした縁故やしがらみなどがあれば応援として出向きトキにはマイクを持たざるを得ない場合もあります。

それはそれ、あとでどう自分に還ってくるかわからないので、とりあえず粛々と、淡々とお手伝いするのが本当はいいんでしょうケド・・・

ワタシはこれが全くできないんです。ヒトとして尊敬できる部分がないと我慢してても露骨に顔に出てしまいますし、最近じゃあ今後はのらりくらりと誤魔化して行かないようにしよう!と決めています。利口じゃないというか、融通が利かないですね。

以前、とある街の尊敬する先輩議員に「それじゃダメだわ・・・」とご指摘を受けました。

敵も多くなるのかもしれません。う~ん、やっぱ向いてないのかも(苦笑)

でも1つだけ胸を張って言えるコトがあります!
政治家につきものの「金銭的」な問題には一切縁がないコト!

なんか母が亡くなって以来、自分の欲があまりなくなったんですね・・・
確かに昔は人並みに『物欲番長』だった頃もあったんですが、今はホントあれが欲しいとか、コレを手に入れなきゃ!とかが何にもない・・・いま身の回りにあるもので充分満たされてます♪

賃貸ですが平屋に住めてますし、クルマも軽で充分!独り身ですから、自分ひとりの食い扶持さえ確保して月末になれば慎ましやかに始末すれば問題ないですw

そりゃね、好きな人がいるトキはその方とお付き合いしたいとか、あわよくば結婚したいとか思いますが、好きな人がいないトキは正直、彼女とか作るのはやっぱり贅沢だよね、むしろいらないよね・・・と思ってたりします、実は。

今の若者が結婚に二の足を踏んでいる状況を打破して!この街の成婚率を上げて!この街の子どもも増えて!それからが「自分の番」でいいですw

というワケで自分のコトはさておいているワタシ(笑)は、少し前の「兵庫県議会議員」とか、いま渦中にある「某都知事(←これじゃあ某の意味がないですねw)」みたいなコトは絶対ないので、そのあたりは信用していただいて大丈夫です!! だいたい我が市は『政務活動費』自体がないですしね!

今日は『よもーね!マキノハラ』と題された「わかばサロン(読み聞かせ講座)」に行ってきました!

なにか一冊、選んで持ってきてください♪とのコトでしたので、自戒の意味を込めて

オスカー・ワイルド作【しあわせの王子】を。

とある街に建つ煌びやかに飾り立てられた王子の銅像・・・。その王子の像は、貧しく病める民のため、自分にあしらわれた宝石や金箔を友であるツバメに運ばせます。最後は見るも無残な姿になり・・・

公の貢献者としてのあるべき姿、献身性がこの本にはあります。

綺麗事ばかりで実効性がないのなら『金満政治』の方がナンボかマシ!という考え方もあるのかもしれませんが、天下国家ではない「イチバンの最小単位である地方議会」は市民の傍に立ち、市民目線でモノゴトを考えるコトが重要です。

モチロンくるべき時がきたら、大仕事もやってのけます!一方で、常に小さな声にも耳を傾けるコトを忘れたくないです。

ワタシも母も小さな声を上げていた側の人間ですから・・・。

京都にある母のお墓には、現在会期中の『6月議会』が終わったらお参りに行こうと思ってます♪

「心の中に 傘をさして 裸足で歩いてる 自分が見える」
《たどり着いたらいつも雨ふり(1972 吉田拓郎) 》