皆さん『両声類』ってコトバ知ってますか??モチロン誤字やタイプミスではありませんよ!近年できた造語で、発祥は某動画投稿サイトだと思われます。

最近ではテレビ(地上派)放送は『オワコン(終わってしまったコンテンツ)』といわれて久しいですが、確かにネット文化の発展により、かつて銀幕に取って代わり一躍『娯楽の王者』として君臨した隆盛にもかげりを見せています…

考えるに、今までテレビ放送は一方的にブームなどを押し付けがましく発信してくるモノであって、視聴者側は受動的にそれを受け入れるだけだったのが、インターネットの活用方法が広がり、誰もが主体的に自分がもっとも興味のあるモノ、誰かに乗せられたのではない内から出るクリエイティビティを発信できるようになったためではないかと。

創生期にはHTML言語に精通した一部の人間がホームページを作成していたのみですが、その後より簡単なブログにて近況や主義主張、あるいは自己の趣味、創造的な才能をアピールできるようになりました。今ですと各種SNSが花盛り!!

携帯小説なんかもそのハシリですね♪

これってそうなるべくしてなったと思うんです。人は誰だって自分が主役。どんなに大事な人であっても、どんなに愛したあの人も…自分という物語のイチ登場人物にすぎません。

つまり主人公である自分が「能動的に」自己を発信できる、また発信する欲求を満たせるツールの誕生はもはや時代の要請であったのです。

この流れは本当にいいコトだと思いますね。どんなに才に恵まれたモノでも、運に恵まれず時代の中に埋没してしまった者も有史以来数多くいたコトでしょう。

絵描きや音楽家などなど、想像に難くありませんね。

たとえば物語を書くのがとても好きだ!でも人生を投げ打ってまで、家族を養いながら暮らし向きがたとえ悪くなっても、作家になるために小説を書き続けるんだ!

と覚悟を決めなければならないのは…う~んなんだかなぁ~って感じです。

かつては自分の作品を世に広く知らしめようとすれば出版するしかありませんでした。しかし、今は勤め人をしながらでも大好きな推理小説を書き、ネットにアップすれば大勢の人に愉しんで貰えるコトが可能です!

そしてまた、そこから出版に至るケースも少なくないのは周知の事実です。

ホントいい世の中になったなぁ~としみじみ思いますね♪
趣味が長じて生業になる…そこまでいかずとも、自己の表現を大勢の人に(ほぼ)ノーコストで、人生を丁半博打に賭けなくともノーリスクで発信できる!素敵じゃないですか♡

さて、だいぶ遠回りしました(笑)
冒頭の『両声類』…このコトバは多分、動画投稿サイト『ニコニコ動画』の【歌ってみた】というジャンルから出てきたコトバです。

この【歌ってみた】というジャンルは、歌手になりたい!ってホドではないけれども、歌うコトが好き!ミンナにもゼヒ聴いて貰いたい!って人が、自身の歌を投稿しています。

他にも【踊ってみた】【描いてみた】や【作ってみた】なんてのもあり、世の中にはコレほどまでに才能溢れる人たちがいるのか!!とただただ驚くばかりです。

その【歌ってみた】の中で、(主に男性が多い)低い音域から非常に高い音域を自由に扱い歌う人たちのコトを両方の声が出るというコトで『両声類』といいます。

一度聴いてもらえばわかりますが、凄まじいですよ!!高い人なんて『hihihiF#』なんて常軌を逸した超音波ですから!

で、ココからが本題…(もうすでに長いけど)

実はワタシも、結構声が高いんですね…それも地声が。
なのでカラオケとかでも女性の歌を唄ったりします。基本音痴なのであまり巧くはないんですが、余興としてはウケるんですよ、これが。…まぁそこにいらっしゃるかたがたの年齢層をしっかり押さえさえすればテッパン外しません!

でも…。
そういった意味でも一発芸として超便利な反面、地声の高さがコンプレックスだったりします…

だって古今東西、カッコいい男ってだいたい声も低めで渋かったりするじゃないですか(笑)

氷室京介さんが大好きなワタシ、他にも憧れの人といえばショーン・コネリーさんとか勝新太郎さんなど渋くて男らしいセクシーな人…

声が高いとね、渋みからは遠ざかる気がして(苦笑)

それでも「高い声が出るのが羨ましい!」といわれるコトもあるんですが、高いだけでは音楽的に魅力ある声とはいえません。歌声に関して言えば、高い低いの他に「太い・細い」もありますよね。

「高くて太い」と言えばパッと思いつくのが男性だと谷村新司さん、女性なら安室奈美恵さんあたりかな??お二方とも芯がしっかりと詰まった「野太い声」をしてらっしゃるので聴感上の感じより歌ってみるとキーが高くてビックリします。

あとはB’zの稲葉さんなんかも、高音でシャウトされその独特の歌いっぷりと抜群の歌唱力で多くのファンを惹きつけてやみませんが、歌番組のトークなどで聞ける地声は随分と低かったりします。

そういった方が広い音域の上のほうを綺麗に操るからあのような魅力的なヴォーカルになるんでしょうね!

あえて名前は出しませんが、一瞬で消えたハイトーンが売りの2人組グループさんなんか、高いばっかりの細~い声で貧相なヴォーカルだなぁ~というのが第一印象でした。
結果、瞬く間に見なくなりました(笑)

ワタシも『地声は低く』、かつ『高くて太い』声で歌えてたらここまでコンプレックスも感じなかっただろうな~と残念に思いつつも、楽しみながら広瀬香美さんやらSPEEDさん、最近ですとAKB48さんなんかを歌っております♪(←結局、楽しんでるのかい!! 笑)

あっ!モチロン70年代、80年代の歌も唄いますよ!
よく歌うのが80年代トップアイドル松田聖子さん♪(ワタシはどちらかと言うと中森明菜さん派でしたが)

聖子さんは、何と言っても『い』の発音が抜群に美しく、素晴らしいんです!!

レコード会社も当然、それを把握してるんでしょうね…
ヒット曲の多くはサビの歌詞に『い』音『い行』を配置し、伸びやかに唄わせる戦略を計算ずくで取っているのでしょう。

『赤いスイートピー(1982)』とか『抱いて(1988)』とか、ね♪
あと『天国のキッス(1983)』なんて、のっけからサビでいきなり『Kiss in blue heaven~』と始まり、子どもながらにさすがに露骨だなぁ~と思ったものでした(笑)

そんな歌の巧い松田聖子さんですが、世界三大テノールの1人プラシド・ドミンゴさんと競演したトキはさすがに「それはどうなの??」と思っちゃいました…orz

ジャンルが違うので。ポップスもクラシックも両方とも好きなワタシですが、少し納得がいかなかったりしました。これは余談でしたね…

というワケで酒宴の席にお呼びいただけましたおりには、ヒラグチの拙い余興に一曲お付き合いくださいませ(笑)損はさせませんよ♪

あと『声変わりしたのか??』と訪ねられるコトも多いのですが、ちゃんとしましたからね(笑)

ただ変声期の頃に、小学生の分際で小生意気にもサマンサフォックスさんの『夢のゆくえ』を四六時中聴いていて、一緒に歌ってたのが高くなった原因かなぁ~と思ったり。

ちなみになんで大好きな氷室京介さんの曲を歌うコトを自ら禁じているかと言うと…歌が下手すぎて失礼なのと

単純にキーが合わないからです…(泣)

(さすがに長すぎですね…最後まで読んでくださる方はほとんどいないでしょう笑)